先日から、一部のMac用アプリで「アプリが壊れているため開けません」という謎のメッセージが出現し、起動できなくなるという現象が発生しているとのこと。
唐突にこのような問題が発生し、困惑しているユーザーが多くいるようなので、謎解明と対処法についてご紹介!
Appleの証明書の期限が切れたことが原因
Apple Support Communitiesによると、一部のコンテンツで「”XXX.app”は壊れているため開けません。削除して、App Storeからダウンロードし直してください」というメッセージが表示されアプリの起動ができなくなる現象が発生しているとのこと。
Uh, Apple, why are a bunch of my Mac App Store apps suddenly “damaged”?! pic.twitter.com/Afby6j5VtS
— Graham (@greyham) 2015, 11月 12
これは、本当にアプリのデータが破損して起動できなくなったりしたわけではなく、Appleが発行している「アプリの証明書」の期限が切れてしまったことが原因のようなので、突然このようなメッセージが現れても一度落ち着いてほしい。
対処法はMacの再起動後、アプリを起動する
もしこのような現象に陥っても対処法があるので安心してほしい。対処法は以下の通り。 まずは落ち着いてMacを再起動しよう。Macの再起動が完了後に該当アプリを起動。そうするとMac App Storeが起動してApple IDの認証が求められる。ここでApple IDの認証をするだけで、問題は解決だ。
もしこれでも直らなかった場合は、一度アプリを削除して、もう一度Mac App Storeからダウンロードすることでも解決するようだ。
この方法をする場合には、アプリ内のデータのバックアップを取っているか、Mac App Storeに該当アプリが存在するかを確認してから行うようにしよう。
不具合が報告されているのはOS X Yosemite以降のOS
この問題は、OS X Yosemite以降のOSで発生しているようで、Appleが5年前に発行した証明書の更新が行われなかったことに原因があるとのこと。1PasswordやCoda、Tweetbotと言った有名な古株アプリでも発生しているため、範囲は比較的大きい。
The VergeやTechCrunchなどのメディアが、Appleに対して問い合わせを行っているようだが、今のところ正式な返答は得られていないようだ。
Appleからの解決法の提示もなく、自動で証明書の更新も行われなさそうなので、もしこのような事態に陥ってもユーザーは自分で問題の解決を行うしかないようだ。
[ via THE VERGE ]