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M2 MacBook AirのMagSafe充電は最大70W程度まで。実機で検証してみた

M2 MacBook Air (画像:Apple)

Appleは本日7月15日、MacBook Air (M2, 2022)を発売した。本デバイスは、先月発売したMacBook Pro (M2, 2022) に続くM2チップ搭載機として注目を集めているが、筆者が個人的に気になっていたのはMagSafe 3の充電仕様。

Appleは、MacBook Air(M2, 2022)に搭載されたMagSafe 3の最大入力を明らかにしていないことから、もしかすると14インチMacBook Proのように最大96Wで充電できるのでは…?と淡い期待を寄せていたのだが、残念ながらそうではなかったようだ。

本日、筆者は発売したてのMacBook Air (M2, 2022)の実機を触らせてもらえる機会があったため、このMagSafe 3の充電仕様に関して検証してみた。その検証結果は以下。

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M2 MacBook Airは最大70W程度でのMagSafe充電が可能

14インチMacBook ProのMagSafe 3

まずMagSafe 3とは何か、簡単におさらいしておきたいと思う。

MagSafe 3は、昨年発売した14インチ/16インチMacBook Proから採用されるようになった新たな充電機能。マグネットの磁力で充電ケーブルをカチッとくっつけて、MacBook本体を充電する。

本体の充電はMagSafe 3ポートだけでなく、Thunderbolt 4(USB-C)ポートからも可能だが、MagSafeポートを使用することでThunderbolt 4(USB-C)ポートを消費せずに済むというメリットがある。

このMagSafe 3を使用して充電した場合、16インチMacBook Proは最大140W、14インチMacBook Proは最大96W程度での充電が可能だ。それならMacBook Air(M2, 2022)はどうか。

まず、純正140W電源アダプタを接続したとき。MacBook Air(M2, 2022)のシステムレポートでは最大充電入力が94Wとして認識されていた。

純正96W電源アダプタを接続してみたところ、こちらもシステムレポートでは94Wとして認識されていた。

また、サードパーティ製品も接続してみた。単ポートで最大100Wまで出力できるAnker 547 Charger (120W)を接続してみたところ、システムレポートでは100Wと認識された。

しかし、これはあくまでどんな電源アダプタが接続されているのかをチェックする項目に過ぎず、実際の充電速度(入力)がどうなるかは話は別となる。

次は実測値を計測してみる。筆者が所有するワットチェッカーを使ってリアルタイムの入力を計測してみたところ、約20V x 約3.5A = 約70Wと表示される。上記3つのすべての電源アダプタで約70Wになることから、MacBook Airは70W程度の入力が最大となる可能性が高い。

ちなみにMacBook Airに付属する電源アダプタは最大67W。おおよそ一致することから、MacBook Airに最適な電源アダプタは67〜70W程度と考えるのが妥当だろう。

デバイス名 最大出力(実測値)
MacBook Air (M2, 2022) 最大70W程度
MacBook Pro (14-inch, M1 Pro, 2021) 最大96W程度
MacBook Pro (16-inch, M1 Pro, 2021) 最大140W程度

(画像:Apple)

67W USB-C電源アダプタは、Apple公式サイトで7,800円で購入できるが、MacBook Air(M2, 2022)を注文する際のオプションとして選べばわずか+3,000円で済むため、もし純正の電源アダプタが欲しい場合はMacBook Air(M2, 2022)の購入時に追加しておくべきだろう。

あとからサードパーティで購入することもできるが、70W~100Wのレンジの充電器は安全面への考慮などで意外と高価な価格設定となっていることから、個人的には純正の電源アダプタの購入がオススメ。もしサードパーティを選ぶなら、2ポートや4ポートなど他ポートの充電器を購入したい場合に有効だろう。個人的にはAnker PowerPort III 2-Port 100WAnker 547 Charger (120W)がオススメだ。

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