
ロジクールは、同社ゲーミングブランド「ロジクールG」より、世界初となるハプティック誘導トリガーシステム「HITS」を採用した次世代ゲーミングマウス「PRO X2 SUPERSTRIKE LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミング マウス」(以下、PRO X2 SUPERSTRIKE)を2026年2月19日に発売する。
価格はオープンで、ロジクールオンラインストアにおける直販価格は29,150円(税込)。
今回の発表に先立ち、ロジクールはメディア向けに新製品発表会を開催した。会場では、ゲーミングブランド「ロジクールG」の市場での立ち位置や、「PRO X2 SUPERSTRIKE」の開発背景に加え、新たに投入される技術の狙いについて説明が行われた。
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発表会の冒頭では、ロジクールG事業を統括する室井氏が登壇し、国内市場における同社の実績を紹介した。2025年12月末時点の市場調査によると、ロジクールはゲーミングマウス、キーボード、ヘッドセットの主要3部門すべてで、国内シェア1位(台数ベース)を獲得しているという。
室井氏は、この結果について、製品性能だけでなく、日本市場で13年にわたって築いてきた信頼や、プロ選手・ストリーマーとの継続的な関係構築が大きく寄与していると説明した。
特に強調されたのが、「PRO」シリーズの中核にある “プロ選手との共同開発” という考え方だ。今回の「PRO X2 SUPERSTRIKE」でも、世界トップクラスのeスポーツ選手が開発初期から関わっており、選手たちはスイスの本社を訪れ、開発陣と直接意見を交わしてきたという。そうした現場のフィードバックが、製品の設計思想や新機構に反映されていると語られた。
プロ選手と共同開発した新クリック機構「HITS」を搭載がもたらすクリック応答とカスタマイズ性の進化

「PRO X2 SUPERSTRIKE」の最大の特徴は、新機構「HITS(Haptic Inductive Trigger System)」の搭載にある。これは、世界のトップeスポーツ選手との共同開発を通じて生まれた、まったく新しいクリック検知システムだ。
HITSは、左右クリックボタンの押下量を連続的に検知する誘導方式を採用し、従来のマイクロスイッチに代わる仕組みとして設計されている。これにより、クリック入力の遅延は従来比で最大30ミリ秒短縮され、同社はeスポーツ向けマウスとして最速クラスの応答性能を実現したとしている。


また、磁気誘導方式を採用したことで、クリック挙動の細かな調整も可能になった。専用ソフトウェア「G HUB」で、クリック反応の深さ(アクチュエーションポイント)を10段階、クリックオフを高速化するラピッドトリガーを5段階で設定できる。
さらに、物理スイッチに近いクリック感を再現する触覚フィードバック(ハプティック)の強度も6段階で調整可能で、プレイヤーの操作感の好みに応じたチューニングに対応する。
G HUBには、設定内容をコード化して共有できる新機能も追加された。プロ選手や他のユーザーが公開した設定を、そのまま取り込んで使用できる点も特徴のひとつだ。
HERO 2センサーと61gの軽量設計が支えるプロ仕様の基本性能

基本性能についても、「PRO X」シリーズらしい構成となっている。
センサーには、最大44,000DPIに対応する「HERO 2 センサー」を搭載。最大加速88G、最大スピード888インチ/秒と、高速なマウス操作にも正確に追従するトラッキング性能を備える。独自のワイヤレス技術「LIGHTSPEED」により、最大8,000Hzのレポートレートにも対応し、有線に迫る応答性を実現している。
本体重量は61gに抑えられており、FPSやTPSなど、素早いエイム操作が求められるタイトルでも、軽快な操作感を維持できる設計だ。
バッテリー駆動時間は約90時間。別売りのワイヤレス充電システム「POWERPLAY 2」にも対応しており、対応マウスパッド上で使用すれば、充電を意識せずにプレイを続けられる。
カラーバリエーションはホワイトの1色展開。プロシーンで評価の高い「SUPERLIGHT」の形状を継承しつつ、内部構造を刷新したフラッグシップモデルとして位置づけられている。
発表会ではこのほか、「POWERPLAY 2」対応や、ゲームごとにプロファイルを自動で切り替える機能についても紹介された。

「PRO X2 SUPERSTRIKE」は、新たな機構「HITS」による入力体験の刷新に加え、ソフトウェアや充電環境を含めた総合的な完成度を高めることで、プロシーンから競技志向のプレイヤーまでを見据えた次世代モデルとして位置づけられている。
近年のゲーミングマウス市場では、センサー性能や軽量化といった要素は各社で成熟が進んでおり、体感差をどう生み出すかが課題となっている。そうした中で、クリック機構そのものに踏み込んだ「HITS」の採用は、操作感という根幹から競争軸を再定義する試みと言える。発表会全体を通じて語られたプロ選手との共同開発という姿勢も含め、本製品はロジクールGが次のフェーズを見据えて投入するフラッグシップであることを強く印象づける内容だった。
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