4月25日、ロジクールは同社が販売するWEBカメラ7機種に最新モデルを投入した。いずれも従来から販売されていた製品のロゴとパッケージを一新したものになっている。また、同日にメディア向けに製品説明会を開催。それぞれの新製品の仕様を記者たちに伝えた (写真は左からクラスターカテゴリーマネージャーの室井崇裕氏、お笑いコンビ のばしぼん。のバヤシXさん、同じく のばしぼん。のしの丸さん)。
ロジクールの人気ウェブカメラがリニューアル
ロジクールが今回発売した製品は、PC向けWEBカメラ7種 「C922n」 「C920s」 「C920n」「C615n」 「C525n」 「C310n」 「C270n」 。
まずは、上位モデルの 「C922n」 と 「C920s」 について。この両製品はフルHD(1080p/30fps) の高画質撮影に対応する。また、この他にも動画の滑らかさを優先しフレームレートを高めた720p/60fpsも利用できるなど、画質の高さが特徴となる。さらにフルHDガラスを採用しており、明瞭度の高い映像の配信が可能だ。
この2機種の上位モデルにはそれぞれ特徴があり、「C922n」 はWEBカメラをデスク上で固定するための三脚が同梱する。ユニバーサルクリップで三脚に固定すれば自身の顔だけでなく、手元の様子など卓上を撮影することも可能だ。
そして、「C920s」 には三脚が同梱しないが代わりにプライバシーシャッターが付属する。使わないときにシャッターを下ろしておけば、WEBカメラのレンズを保護しながらプライバシーにも配慮できる。
「C922n」 と 「C920s」 は、どちらもロジクールのWEBカメラ用ソフトウェア 「Logicool Capture」 に対応する。「Logicool Capture」 は2018年12月に配信された無料ソフトで、カメラ映像とスクリーン、カメラ映像とカメラ映像など、2種類の映像ソースを簡単にPinP (ピクチャーインピクチャー) で合成できる。また縦型映像を作成することも可能で、YouTubeに対してエンコードなく動画投稿することも可能だ。
「C922n」 の価格は13,500円(税別)、「C920s」 は11,500円(税別)。
今回の製品説明会ではワタナベエンターテインメントのお笑いコンビ のばしぼん。のバヤシXさんとしの丸さんが登場。M-1グランプリで準々決勝に進出した経験のある同コンビがロジクールのWEBカメラについて笑いを取りながら紹介するとともに、ボケ担当のバヤシXさんが自らのYouTube活動 (主にゲーム配信) において、前モデルの 「C920r」 を購入し使っていると話した。
バヤシXさん曰く、芸人の世界はやはり競争が厳しいこともあり、なかなかPC関連製品にお金を出すことは難しく、配信環境を整えるための機材選びに迷ったという。
機材選びをしていく中で、最初はロジクールのミドルクラスのWEBカメラを購入したとのこと。理由はマイクが内蔵されている上に価格もリーズナブルであること。コンデンサーマイクやカメラなどそれぞれの製品を単体購入すると初期費用がかさんでしまうためだ。そして、使っているうちにより高いカメラ性能を求めるようになってしまい、さらに上位モデルのC920rの購入に至ったという。同製品を実際に使ってみると、肌の色など被写体を綺麗に映せるところなどカメラ性能に満足できたとし、ロジクールのWEBカメラを絶賛した。
ロジクールは上位モデル3機種の他に、リーズナブルな価格に抑えたミドルクラス・エントリーモデル4機種 「C615n」 「C525n」 「C310n」 「C270n」 を用意している。上位機種との違いは以下の表をご覧になればお分りいただけると思うのだが、主に画質やフォーカスタイプ、内蔵マイクの有無などに違いがある。
また、ミドルクラスモデルとエントリーモデルでは焦点距離も異なっており、「C525n」 よりも上位の機種はカメラの焦点距離が7cm以上で被写体が近くてもピントを合わせることが可能だが、「C310n」 よりも下のモデルになると、40cm以内の距離でピントを合わせることができない。YouTubeで商品を紹介する時など物をカメラに近づけて撮影する機会のある方は、少なくとも 「C525n」 よりも上位のモデルを購入することをお勧めする。
これら7機種のWEBカメラは、Amazonなどのオンラインサイトをはじめ、全国の家電量販店で販売されている。