10月15日、ベルキン傘下のLinksysは同社のメッシュWi-Fiシステム 「Velop」 のトライバンド製品に、Wi-Fiセンサー技術を応用したモーションセンシング機能 「Linksys Aware」 を実装することを発表した。
国内でのサービス提供開始は10月下旬を予定。「Velop」 のファームウェアと 「Linksys」 のアプリをアップデートすることで利用可能になる予定だ。
「Linksys Aware」 が10月下旬に国内でサービス開始へ
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「Linksys Aware」 は、米国Origin Wireless社と共同で開発したモーションセンシング機能。ネットワーク圏内にいる人の動きを感知し、外出時の自宅防犯や遠隔地からの高齢者やペットの見守り、お子さんの帰宅確認など、主に防犯・見守りサービスとして活用することができる。
人の動きは、「Velop」 から発されるWi-Fiの電波を利用して検知する。電波の反射を常にモニタリングし、独自のアルゴリズムで解析、検知した時はアプリを介してユーザーに通知することも可能だ。
モーション検知感度は1から12まで細かく設定できる。例えばカーテンの揺らめきや扇風機の首振りなど、設定次第では通知の必要のないモーション検知をスルーすることも可能だ。
また 「Linksys Aware」 の特徴として、同機能はWi-Fiネットワークを使用するためホームカメラなどのハードウェアを別途用意する必要がないというメリットがある。また、ルーターのネットワークが届く範囲であれば常にモニタリングできることから、自宅のほぼ全てのエリアをカバーすることが可能だ。
ただし、お風呂などやや電波の届きづらい部屋に関しては検知が難しいケースもあるため、場合によっては脱衣所などお風呂に近い部屋に 「Velop」 を置く必要はあるようだ。
「Linksys Aware」 の料金体系は月額300円または年額2,700円(税込)。登録後、90日間はトライアルとして無料で利用することが可能だ。サービス提供は10月下旬から、「Velop」 のトライバンド製品にて利用することが可能だ。