LINEの 「リアクション」 機能、所有するすべての絵文字を利用可能に

コミュニケーションアプリ 「LINE」 は、トーク中のメッセージや画像に対する 「リアクション」 機能のアップデートを行うと発表した。

これまで 「リアクション」 は、6種類のデフォルト絵文字から選ぶ形式だったが、今後はユーザーが保有する全ての絵文字をリアクションとして利用できるようになる。

同アップデートは、本日5月29日より実装される。実装に先駆けて、報道関係者を対象とした体験会が設けられたため、ひと足先に同機能をチェックすることができた。

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24万以上のLINE絵文字でリアクションが可能に。コミュニケーションの幅が大きく広がる

「リアクション」 機能とは、トーク中におけるメッセージや画像に対して 「NICE」 「FUN」 「LOVE」 といった顔文字を返すことができる機能として、2021年に実装されたものだ。

リアクション機能は、既に多くのユーザーに利用されている。2025年5月時点の推定値によると、全世界で1日あたり約5000万回、日本国内だけでも1日あたり約2500万回利用されており、その利用は世界で年々拡大している状況だ。特に若年層での利用率が高く、2025年4月時点のデータでは、10代男性の63.8%、10代女性の78.2%が利用している。

リアクションの種類別に見ると、日本ではNICEの表情が圧倒的に多く使われており、2025年4月1日時点の日本での利用全体の約半分 (53.0%) を占める。次いでAMAZINGが16.0%、LOVEが13.0%、FUNが9.0%、SADが5.0%、OMGが4.0%となっている。

これまでは白い顔の6種類の絵文字のみに限られていた

今回のアップデートを行う背景として、LINEはユーザーからの要望があったことを明かした。これまでのリアクション機能はデフォルトの6種類に限られていたが、ユーザーリサーチやカスタマーケアへの問い合わせを通じて、「もっと色々な種類の表現を使いたい」 というバリエーションに関する多くの要望が寄せられていた。

具体的には、「表情がカジュアルすぎて送れない時がある」 「仕事で使える表現が欲しい」 「好きなキャラクターを使いたい」 「気持ちにぴったりくる表情がない」 「いまの6種類だけだと物足りない」 「自分でリアクションを作りたい」 といった声が上がっていたという。

これらの声に応える形で、今回の新機能の開発がスタート。所有するすべてのLINE絵文字をリアクションとして使えるようになった。

マツケンの絵文字でもリアクションできる

LINE絵文字は、その総数が膨大だ。2025年5月21日時点で、パッケージ総数は243,169種類にも及び、その内訳は公式絵文字が804種類、クリエイターズ絵文字が242,365種類となっている。

世界的に有名なIP (知的財産) の公式絵文字から、「ちいかわ」 「うさまる」 といった人気クリエイターの絵文字まで、文字通りあらゆる絵文字で反応を示すことが可能だ。

操作は、メッセージを長押しすることで表示されるリアクションメニューから全絵文字を選択するだけ。これまでの操作とほぼ同じ感覚で使用することが可能だ。

タップすることで誰がどの絵文字を送ったのか見ることが可能

なお、グループの会話においてはリアクションは最大6個まで表示され、それ以上のリアクションが集まった場合にはタップすることで確認できる。

新機能は、2025年5月29日(木)に全世界で同時リリースされる。なお、提供開始を記念して無料で利用できる 「LINEプロモーション絵文字」 の期間限定配布も行われる。ダウンロードはこちらから(スマートフォン専用)。

絵文字はスタンプショップから個別に購入できるほか、サブスクサービスで使い放題に

なお、無料で絵文字を利用したい場合は、LINE公式アカウントを友だち追加することでダウンロードできるLINEスポンサード絵文字などがある。また、1500万種類以上のスタンプが使い放題になるサブスクリプションサービス 「LINEスタンプ プレミアム」 のデラックスコースでは、絵文字も着せ替えも使い放題となるプランが用意されている。デラックスコースの料金は月額480円、年額4,800円で、学割もある(月額360円)。初めての利用者は1ヶ月間無料となる特典も提供されている。

LINE取材
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