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LG、有機ELテレビ 2023年モデルを7月上旬より順次発売。4シリーズ12モデルを投入へ

LGエレクトロニクス・ジャパンは、有機ELテレビの2023年ラインナップ全4シリーズ12モデルの国内投入を発表。2023年7月上旬より順次販売を開始する。

ラインナップは、8K OLED evoを採用した 「OLED Z3」 シリーズをはじめ、4K解像度の 「OLED G3」 「OLED C3」 「OLED B3」 シリーズを展開。

4Kの最上位シリーズである 「OLED G3」 には次世代OLED 「LG OLED evo」を搭載するほか、さらなる明るさを実現する 「マイクロレンズアレイ」 という新たな技術を盛り込む。

マイクロレンズアレイは、65インチのテレビの場合、1ピクセルあたり3600個以上、合計で約300億個にも及ぶ微細なマイクロレンズを搭載することで、光の出力効率を向上させるための技術。

従来の有機ELパネルは発光した光の一部がパネル内で反射して十分に出力されないことがあったが、この 「マイクロレンズアレイ」 は反射した光を微細なレンズによって画面側に屈折させることで効率的に画面に光を出力できるように。

同技術を採用したことで、昨年のスタンダードモデルに比べて、消費電力を上げることなく画面輝度が最大70%向上することに成功。視野角も広がっており、斜めから見たときもより明るくハッキリと見えるようになっている。

また、「OLED Z3」 「OLED G3」 「OLED C3」 シリーズには、映像エンジンに人工知能を統合させたリアルタイムAIプロセッサー 「α9 AI Processor Gen6」 が搭載されており、画質と音質を最適化することができる。

具体的にはオリジナルの映像に対して、ノイズを除去し、4Kにアップスケーリングする 「AIアップスケーリング」 を行なったのちに、1フレームごとに5000以上のゾーン分けをし、最も明るい部分と暗い部分を検出し、エリアごとのトーンマッピングを適用することでコントラストを高める 「OLEDダイナミックトーンマッピングプロ」 を適用。さらに、視聴者が最も注目するであろう人物やオブジェクトを自動的に検出、前景と背景を判別してシャープネスやコントラストを調整し、より立体的な映像にする 「オブジェクト型リアルタイム映像処理」 を行う。同技術により、地上波であってもネットコンテンツであっても最高レベルの品質で映像を楽しむことが可能だ。

実際本製品のデモを体験することができたのだが、映し出される人物やオブジェクトは立体感が増し、奥行きも感じられるようになっていることが感じられた。映画やドラマなどでより高い没入感を得ることができるのではないだろうか。

なお、本テレビの応答速度は0.1ms。NVIDIA G-SYNC CompatibleやAMD FreeSync Premiumテクノロジーにも対応するため、レースゲームなど画面の切り替えが速いシーンでも残像感が少なく、ス ピード感あふれるゲーム映像もクリアな表示で楽しめる。HDMIも4ポート実装。いずれもv2.1に対応するので、最新のコンソールで4K@120Hzでゲームをプレイすることが可能だ。

サウンドに関しては、「AIサウンドプロ」 が第6世代に。音色と音の輪郭を補正する 「AI クリアサウンド」 や、音量によって高音や低音の聞こえ方が異なるのを均一に聞こえるように自動調整する 「オートバランスコントロール」 などの新機能を搭載したほか、昨年モデルの7.1.2chが9.1.2chに進化し、包み込まれるような臨場感あふれる体験を可能にする。

また、AIが映像のジャンルを音楽、ニュース、ドラマ、スポーツ、映画に自動で分類し、音声をソースに合わせて最適化する 「アダプティブサウンドコントロール」 、地上波放送とYouTubeなど、アプリやチャンネルを切り替えでも一定した音量レベルを保つ 「オートボリュームレベリング」 などの便利機能も搭載されている。

付属のマジックリモコンには、リモコンに搭載されているマイクを通じてAIが音の跳ね返りを計測し、マジックリモコンを持っているユーザーの位置をサラウンドの中心になるように音の跳ね返りを調整する賢い機能も搭載されている。

独自OS 「WebOS23」 では、「マイプロフィール」 「クイックカード」 などが新たに実装。前者は、アカウントごとに おすすめのコンテンツが表示されたり、ホーム画面 のアプリを自分仕様にカスタムすることができるというもの。後者は、「ホーム オフィス」 「ゲーム」 「音楽」 など、アプリをジャンルごとにまとめたカードが新たに追加され、頻繁に使用するアプリをすぐに起動することが可能。

また、ユーザーの好みにあった画質を設定できる 「パーソナルピクチャーウィザード」 が新たに利用できるように。これは表示される6枚の絵から好きな色味のものを選んでいくことで、ユーザーの好み通りの映像モードが設定できるというもの。

今回の内覧会では、筆者の好みの色味を設定することができた。筆者はどちらかというとハッキリとした色味が好きなのだが、「パーソナルピクチャーウィザード」 はそれを見事に言い当てることができた。

そのほか、2つの映像を同時に表示するマルチビュー機能や、別売りの 「LG WebCam」 を使用することでビデオ会議を行うことも可能。また、クラウドゲーム 「GeForce NOW」 にも対応しており、同サービスに加入することでゲームコンソールを接続しなくても、テレビ本体だけでゲームをプレイすることも可能だ。

予想実売価格および発売時期は、8K OLED evoを採用した 「OLED Z3」 シリーズが3,960,000円前後で受注生産方式 (本日より受付開始)。4K解像度の 「OLED G3」 シリーズ (55/65/77インチ) が430,000円前後〜で、7月上旬に発売予定。

「OLED C3」 シリーズ (42/48/55/65/83インチ) が290,000円前後〜で、7月上旬に発売予定。

最後に 「OLED B3」 シリーズ (55/65/77インチ) は300,000円前後〜で、8月下旬に発売予定。

なお、2022年発売の有機ELテレビ 「ART90 (型番:65ART90EJQA)」と、「LG OLED Flex (型番:42LX3QPJA)」 は継続販売を予定している。

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(画像:LGエレクトロニクス・ジャパン)