｢LG gram Pro｣ 3月上旬発売。軽量薄型＆高性能なプロ向けモデル、17インチの通常モデルと16インチの2in1モデルがラインナップ

LG エレクトロニクス･ジャパンは1月31日、同社が展開するモバイルノートパソコンシリーズ ｢LG gram｣ 2024年モデルの国内展開を発表。軽量薄型と高性能の両方を追求したプロ向けモデル ｢LG gram Pro｣ を国内で発売する。

｢LG gram Pro｣ は、17インチの画面を搭載した通常モデルと、360°回転する16インチの回転タッチパネルを搭載した2in1モデルの2モデルがラインナップ。どちらも国内では3月上旬の発売を予定している。

プロ向けモデル ｢LG gram Pro｣ 国内初登場。3月上旬発売

｢LG gram Pro｣ は、17インチもしくは16インチの大画面を搭載し、最新のプロセッサーを搭載するなど高性能を実現しつつも、｢LG gram｣ シリーズの最大の特長でもある “軽量薄型” を両立したことで、場所の制約を受けずにクリエイティブな作業ができるプロ向けモデル。

一般的に、PC市場におけるプロ向けモデルは大きくて重いことから、｢LG gram｣ シリーズにおいては ｢いついかなる時も最高のパフォーマンスを発揮できる存在｣ であることをプロ向けモデルの定義とし、開発したという。

LG gram Pro

本体サイズは、通常の ｢LG gram Pro｣ が379.4 × 265.4 × 12.9mm、2in1モデルの ｢LG gram Pro 2in1｣ が357.3 × 253.8 × 12.9mm。どちらも薄さ12.9mm (突起部除く) を実現しており、重量も通常モデルが1,299g、2in1モデルが1,399gと軽く、持ち運びに優れる。

軽量薄型で持ち運ぶからこそ、耐久性にもこだわった。米国国防総省制定 ｢MIL-STD-810H｣ 準拠のテスト7項目をクリアしており、満員電車で圧力がかかったり、万が一落下させてしまったとしても安心だ。本体カラーはオブシディアンブラックの1色のみ。

画面はどちらも液晶パネルで、画面サイズは通常モデルが17インチ、2in1モデルが16インチ。解像度はどちらもWQXGA (2560 × 1600) 、画面比率は縦に広く表計算ソフトなどが見やすい16:10を採用した。デジタルシネマ規格の ｢DCI-P3｣ も99％カバーし、映画などのコンテンツの色彩も忠実に再現する。

通常モデルは新開発のアンチグレアディスプレイが搭載。光の映り込みを抑え、400cd／㎡の高い輝度を維持することで、室内・屋外問わず明るく鮮明で見やすい画面を実現した。(2in1モデルはグレアディスプレイ採用)

LG gram Pro 2in1

2in1モデルには360°回転タッチパネルが採用されており、ラップトップとして使うだけでなく、キーボード部分をスタンドのようにして本体を立てて使ったり、完全に折りたたんでタブレットのように使うことも可能。

また、タッチパネルは付属する ｢LG Stylus Pen｣ による書き込みにも対応。4,096段階の筆圧検知や、ペンの傾きなども検出するため、鉛筆のような繊細で自然な描画を実現する。

プロセッサーには、最新の ｢インテル Core Ultra 7 プロセッサー｣ を採用。NPUを搭載した同プロセッサーにより、AI関連の処理速度が向上し、生産性が向上。グラフィックスには、内蔵GPUながら映像コンテンツの編集やライトなゲームプレイも楽しめる ｢Intel Arc グラフィックス｣ を採用した。

メモリは16GB (デュアルチャネル LPDDR5X 7467MHz／増設不可) 、ストレージは1TBのNVMe SSD (PCIe4.0x4､空きスロット(M.2 2280) ×1) 。

インターフェイスは以下。注目は40Gbpsまでのデータ転送を実現するThunderbolt 4端子で、高速データ転送と最大5K/60Hzの映像出力、充電 (最大15W) をケーブル1本で実現する。

バッテリー容量は77Wh。新素材カーボンナノチューブを採用した高密度バッテリーにより、重量を抑えつつ、ほぼ1日使用できる長時間バッテリーを実現した。

スピーカーは3W+3Wのステレオスピーカーを採用。Dolby Atmos 3Dサラウンドサウンドに対応し、豊かでリアルかつ広がりのある360°サウンドを提供する。

今回の ｢LG gram｣ シリーズには、iPhone／iPadやAndroidスマートフォンなどのデバイスと、OSの枠を超えて簡単に画面共有やファイル共有ができる ｢LG gram Link｣ が初めて搭載された。

ファイル共有機能は、ネットワークにつながっていない状態でも写真や動画、ドキュメントなどのファイルの共有が可能。実際にiPhoneからLG gramに写真を転送するデモを見せてもらったが、AirDropのようにスムーズにファイルを共有することができていた。

画面の複製・拡張やミラーリングなどはネットワークを必要とするものの、外出先などでもLG gramシリーズの画面をケーブルレスで拡張したり、逆にスマートフォン側の画面をLG gramに表示できる点が便利。マウスやキーボードによる操作はもちろん、テキストのコピー＆ペーストなどの連携操作にも対応する。

また、デバイスの安全性を高める機能として ｢LG Glance by Mirametrix｣ がプリインストール。

離席時の自動画面ロック機能や、ユーザーが画面を見ていないときや、他のユーザーが画面を見つめると画面にぼかしを入れる機能、背後に人がいると画面上に警告を表示する機能など、豊富なセキュリティ対策が施されている。

｢LG gram Pro｣ ｢LG gram Pro 2in1｣ は、2024年3月上旬に発売を予定している。

今回の発売に伴い、LGは ｢LG gram 2024年モデル発売記念 新生活応援キャッシュバックキャンペーン｣ を実施する。

同キャンペーンでは、今回発売したLG gramシリーズの対象モデルを指定販売店で購入し、LG公式サイトで会員登録をした上でキャンペーンページより応募したユーザーに、最大1万円をキャッシュバックする。さらに製品を購入したECサイトやLG公式サイトにレビューを投稿して応募すると、追加で最大1万円をキャッシュバックする。

｢LG gram Pro｣ ｢LG gram Pro 2in1｣ を購入した場合は、どちらも1万円＋1万円で合計最大2万円のキャッシュバックをもらうことができる。

購入対象期間は、2024年2月1日(木)から4月30日(火)まで、応募期間は2月16日(金)から5月15日(水)まで。最新モデルの購入の際には活用していただきたい。