レノボ、次世代ThinkPad 10製品を一挙発表。フラッグシップ「X1 Carbon」が約977gに進化

レノボ・ジャパン 副社長 開発担当の塚本泰通氏

レノボ・ジャパンは4月7日、ThinkPad 2026 新製品発表会をメディア向けに開催。AI時代の生産性向上を見据えた次世代ワークツールとして、「ThinkPad」シリーズの新製品全10モデルを発表した。

すべてのモデルが「Copilot+ PC」に準拠し、AI処理性能を強化。あわせて、可搬性や接続性、メンテナンス性といった基本性能にも手が入れられている。

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新構造「スペース・フレーム」でフラッグシップ「X1 Carbon」が1kg未満に

発表会には、レノボ・ジャパン 副社長 開発担当の塚本泰通氏が登壇。1992年の誕生から35周年を迎えるThinkPadの歩みを振り返りながら、「これまでは生産性向上のためのツールとして進化してきたが、いまはAIがその中核を担う」と話した。

今回の新製品における設計思想として掲げたのが「パーパスフル・デザイン」だ。同社は、個人・企業・公共領域のAIを組み合わせる「ハイブリッドAI」を提唱しており、新シリーズはその実行基盤となるデバイス群に位置付けられる。

フラッグシップモデルの「ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition」は、新構造「スペース・フレーム」を採用。

従来の設計を見直し、マザーボードの両面実装による小型化と冷却機構の大型化を両立したことで、薄型軽量ながら高いパフォーマンスを引き出せる。インテル Arc B390グラフィックス内蔵のCore Ultra X7を搭載しながら、最軽量構成で重量を約977gに抑え、軽さと性能を両立させた。

カメラも強化されており、視野角約110度の1000万画素MIPIカメラを選択可能。AIによる補正を組み合わせることで、ビデオ会議時の映像品質向上を図っている。

ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition

フラッグシップに位置づけられる14型モバイル。新構造「スペース・フレーム」を採用し、インテル Arc B390内蔵のCore Ultra X7を搭載しながら、最軽量構成で約977gを実現。軽さと処理性能を両立させた設計となっている。カメラは視野角約110度の1000万画素MIPIカメラを選択可能で、AI補正と組み合わせることでビデオ会議時の映像品質にも配慮する。

発売時期:2026年4月7日
価格:654,060円(税込)〜

さらに本モデルには、FIFAワールドカップ2026のグローバルスポンサーシップに連動した限定モデル「ThinkPad X1 Carbon Gen 14 FIFA World Cup 26 Edition」も用意される。価格は438,900円(税別)。

天面のFIFAロゴに加えて、トラックポイントにはサッカーボールがあしらわれている。製品企画本部 プロダクトマーケティング部 部長の元嶋亮太氏は、「選択肢の一つとして楽しんでいただけるモデル」と説明した。

このほか、360度回転ヒンジを備えた2-in-1「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Edition」も投入される。約1.15kgからの軽量設計に加え、本体底面にペンスロットを内蔵し、携帯性にも配慮した。

ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Edition

360度回転ヒンジを備えた14型のプレミアム2-in-1。狭額縁デザインと約1.15kgからの軽量設計により、ノートPCとタブレットをシーンに応じて使い分けられる。本体底面にはペンスロットを新たに内蔵し、Active Penの携帯性も高めた。

発売時期:2026年4月7日
価格:707,960円(税込)〜

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T・X・Lシリーズも刷新。TシリーズはType-Cポートが交換可能に

今回の刷新では、ThinkPadの特徴でもあるメンテナンス性にも改めて手が入れられている。メインストリームの「Tシリーズ」では、故障リスクの高いUSB Type-Cポートをユーザー自身で交換できる設計を採用。

レノボは大和研究所での開発において、デバイスの修理性やメンテナンス性を評価しているiFixitと協力しており、iFixitの修理しやすさ評価で、ノートPCとして初の10点満点を獲得した。塚本氏は、こうした設計が運用コスト(TCO)の削減にもつながると説明する。

ラインアップは、用途に応じて幅広く展開される。

Tシリーズは、軽量化したことで持ち運びしやすくなった「T14s Gen 7」(約1.07kg)を中心に、「T14 Gen 7」「T16 Gen 5」、さらにシリーズ初のCopilot+ PC対応2-in-1「T14s 2-in-1 Gen 2」を用意。

T14sでは新色「コズミックブルー」も選択できる。ユーザー調査に基づいて採用された暗めのダークブルーで、筐体表面には微細な加工が施されており、指紋の付着を抑制する工夫がなされている。

製品企画本部 プロダクトマーケティング部 部長の元嶋亮太氏

元嶋氏は、この色について「シックな外観にThinkPadらしさをしっかり備えつつ、より多くのお客様に選びたいと思っていただける新しい選択肢」であると紹介した。

ThinkPad T14s Gen 7

可搬性を重視した14型モバイル。58Whバッテリーを搭載しつつ、約1.07kgからの軽量設計に仕上げた。左右両側から給電できるUSB Type-Cポートを備え、ポートとバッテリーはユーザー自身で交換可能。新たな冷却設計により、表面温度を抑えながら安定したパフォーマンスを引き出す。

発売時期:2026年5月中旬以降


ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2

14型ディスプレイを備えた回転型2-in-1。側面に充電対応のペンスロットを配置し、使い勝手を高めた。インテル Core Ultraシリーズ3を採用し、Tシリーズとして初めてCopilot+ PCに対応する2-in-1モデルとなる。

発売時期:2026年5月中旬以降

ThinkPad T14 Gen 7

パフォーマンスと拡張性を両立した14型モデル。Core Ultra X7に対応し、RJ-45ポートを含む豊富なインターフェースと最大75Whのバッテリーを備える。AMDプラットフォームも選択可能で、用途に応じた構成が選べる。

発売時期:2026年5月中旬以降


ThinkPad T16 Gen 5

16型の大画面を備えたモバイルノート。約1.63kgからの重量に抑えつつ、5G/4G LTEにも対応する。インテルとAMD双方のプラットフォームを用意し、構成の自由度を確保した。

発売時期:2026年5月中旬以降

Xシリーズは、約936gの13.3型モバイル「X13 Gen 7」と、13型に大型化した着脱式「X13 Detachable Gen 1」を展開。後者は指紋認証付きフォリオキーボードを採用する。

ThinkPad X13 Gen 7

約936gからの軽量設計が特徴の13.3型モバイル。ThinkPadらしいキーボードの打鍵感や堅牢性を維持しつつ、5G/4G LTEにも対応する。インテルおよびAMDの最新プロセッサーを選択可能。

発売時期:2026年5月中旬以降(AMDモデルは5月下旬以降)

ThinkPad X13 Detachable Gen 1

13型へと大型化したディスプレイを採用する着脱式2-in-1。フォリオキーボードは着脱可能で、ペンスロットと指紋認証センサーを搭載する。フロントカメラに加え、背面カメラも備え、タブレットとしての活用も想定した設計となっている。

発売時期:2026年7月下旬以降

Lシリーズは、USBポートやRJ-45を備え、拡張性を重視した「L14 Gen 7」「L16 Gen 3」をラインアップ。

ThinkPad L14 Gen 7 / L16 Gen 3

拡張性を重視したLシリーズ。14型と16型を用意し、USB Type-C×2に加えてUSB Type-A×3、RJ-45など豊富なポートを搭載する。インテルに加えAMDプラットフォームも選択可能で、ビジネス用途に応じた柔軟な構成が可能だ。

発売時期:2026年5月中旬以降

なお、今回発表されたすべてのモデルが5Gまたは4G LTEに対応可能で、法人向けには通信容量無制限の「Lenovo ConnectIN」も提供される。

あわせて、プレゼン用途を想定した「Bluetoothプレゼンターマウス」や、ノイズキャンセリング対応の「ヘッドセット 850」といった周辺機器も発表された。

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Lenovo取材
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