
レノボはIFA 2025において、新型ゲーミングノートPC「Lenovo Legion Pro 7」を発表した。AMDの最新Ryzen 9000 HXシリーズとNVIDIAのRTX 50シリーズGPUを組み合わせた、同社フラッグシップの16型モデルだ。
欧州では10月から、世界では11月から順次発売される予定で、価格は2,399ドル(約2,899ユーロ)から。なお、日本での展開は未定。
ディスプレイは16型有機EL(2560×1600ピクセル)で、240Hzリフレッシュレートと0.08msの応答速度を備える。Dolby Vision、NVIDIA G-Sync、VESA TrueBlack 1000をサポートし、色域はDCI-P3を100%カバーする。ゲームだけでなく映像制作用途にも適した仕様だ。
最上位構成では「Ryzen 9 9955HX3D」と「GeForce RTX 5080 Laptop GPU」を搭載でき、デスクトップPCに匹敵する処理性能を実現。AMDの新型CPUは競合のIntel Core Ultra 9 275HXを平均5%上回るゲーミング性能を見せ、RTX 5080もラップトップ版RTX 5090に迫るパフォーマンスを発揮するという。
冷却機構には「Legion Coldfront: Vapor」を採用。大型ベイパーチャンバーとデュアルファンにより、システム全体で最大275WのTDPを処理できる設計だ。メモリは最大32GB DDR5(5600MHz)、ストレージは最大2TB PCIe Gen 5 SSDに対応する。
I/OはゲーミングPCらしく充実している。USB-C(10Gbps、PD 3.0/DisplayPort 2.1対応)、HDMI 2.1、複数のUSB-Aポート、RJ45有線LAN、3.5mmオーディオジャックを備える。無線はWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応。スピーカーは4基搭載。なお、カメラ部分には電子式のプライバシーシャッターも用意されている。
バッテリーは最大99.9Whを搭載するが、同梱される400Wクラスの巨大アダプタからも分かるように、基本的には据え置き運用を前提としたマシンだ。重量は約2.7kgからで、サイズは幅364.4mm、奥行き275.9mm、高さ21.9〜26.65mmとなっている。
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(画像:Lenovo)