
4月1日、KDDIは、au/UQ mobile/povo1.0のiPhoneユーザー向けに 「RCS (Rich Communication Services)」 の提供を開始した。これにより、電話番号を利用したメッセージサービスで、写真や動画などの大容量コンテンツのやり取りが可能となる。
KDDIがSMSの進化版メッセージサービス 「RCS」 提供開始
RCSは、従来のSMSを拡張した次世代メッセージングサービスで、携帯電話の国際業界団体GSMAが標準化した規格。
SMSと同じく電話番号を使用するが、写真、動画、音声メッセージ、スタンプなどの送受信ができるのが特徴となる。データ通信を利用するため、送信ごとの課金は不要だ (データ定額プラン内で利用可能)。
Androidではすでに 「Googleメッセージ」 アプリを通じてRCSが利用されており、iPhoneでは導入が遅れていたが、今回のKDDIの取り組みによって、国内キャリアとしては初めてiPhoneでRCSが利用できるようになった。

RCSを利用するには、iOS 18.4へのアップデートが必要。「My au」 から無料のRCSオプションに申し込み、iPhoneのメッセージアプリ内でRCSスイッチをオンにすることで利用できる。
対象となるのは、au、UQ mobile、povo1.0のiPhoneユーザーのみ。現時点ではpovo2.0やau回線を利用するMVNOでは利用できない。
RCSの提供開始に伴い、KDDIは 「なつかしの絵文字スタンプ」 を配信。App Storeから専用アプリをダウンロードすることで利用できる。
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