4月11日、KDDIおよび沖縄セルラーは国内初となるeSIMサービス 「海外データeSIM powered by GigSky」 の提供を開始することを発表した。サービス開始は4月17日から。
「海外データeSIM powered by GigSky」 は、世界中でトラベルSIM事業を展開するGigSkyのプラットフォームを活用するeSIMサービス。
デュアルSIMに対応したiPhoneを利用するユーザーが、北米などへ渡航する際の2回線目として現地データ通信を利用できる。提供される専用アプリ 「海外データeSIM」 を使って、事前に利用期間やデータ量を決めて購入できるため、簡単かつ安心に利用できるとしている。
KDDIが国内初となるeSIMサービスの提供を開始
これまでKDDIと沖縄セルラーは、海外でもデータ定額サービスが利用できる 「世界データ定額」 (1回980円/24時間) を提供してきたが、同サービスは1日毎の契約となるため長期の滞在には不向きだった。しかし、「海外データeSIM powered by GigSky」 の提供によって、旅行や留学、出張など海外での長期滞在時にWi-Fiルーターをレンタルすることなく手持ちのiPhoneだけでデータ通信が利用できるようになる。
対象デバイスは、iPhoneXSとiPhone XS Max、そしてiPhone XRのデュアルSIMに対応したiPhoneのみ。料金は、30日プラン/5GBが5,800円、30日プラン/8GBが8,900円(不課税)、利用できる地域はアメリカ(本土、ハワイ、アラスカ)、カナダ、メキシコ、プエルトリコ、米領ヴァージン諸島となっている。
対象機種 | iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR |
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対象地域 | アメリカ(本土、ハワイ、アラスカ)、カナダ、メキシコ、プエルトリコ、米領ヴァージン諸島 |
料金(不課税) | 30日プラン 5GB 5,800円 30日プラン 8GB 8,900円 |
サービス開始日 | 2019年4月17日 |
利用開始するには、まずはApp Storeで専用アプリ 「海外データeSIM (後日公開予定)」 をダウンロードし、アプリからアカウント作成、支払方法の設定、プラン購入を行い、eSIM情報をダウンロードすることで、対象地域に到着後、現地ネットワークへの接続によって自動で利用開始される仕組みだ。
ちなみに、同サービスはauが販売するiPhoneとSIMフリーiPhoneはそのまま利用でき、au以外の通信事業者が販売するiPhoneでもSIMロックを解除することで利用できるとしている。