
Frontier Developmentsは、同社の看板シリーズ最新作『Jurassic World Evolution 3』を2025年10月21日にPC(Steam、Epic Games Store、Microsoft Store)、PlayStation 5、Xbox Series X|S向けに発売すると発表した。
初代『Jurassic World Evolution』(2018年)、そして続編の『Evolution 2』(2021年)に続く第3作目となる本作では、「恐竜テーマパーク経営シム」という独自ジャンルをさらに進化させる数々の新要素が盛り込まれている。
『Jurassic World Evolution 3』10月21日に発売。繁殖する恐竜たちと新たなパークの創造へ
『Jurassic World Evolution 3』の最大の進化ポイントは、70種以上の恐竜に繁殖機能が導入されたことだ。オス・メス・幼体という3つの世代が存在し、巣で孵化した幼体を親が世話するなど、恐竜たちの新しい社会的行動がパーク内に広がる。プレイヤーは恐竜を「展示」するだけでなく、生態系と世代をつなぐ「生命の連鎖」を設計・観察できるようになる。
プレイヤーが扱える種は80種以上で、空を舞う翼竜や水中に入って採食する半水棲種も登場。各種は独自の行動パターンを持ち、来園者が目撃するインタラクションのバリエーションも豊富だ。
建築面では、シリーズ初となる「モジュラー建築」に対応。テクスチャブラシや地形ツールの強化により、滝や峡谷、山脈などの地形を自由に造形可能になった。パーク内の細部にまで手が届く造園ツールと相まって、プレイヤーはかつてないレベルで自らの「理想の恐竜パーク」を具現化できる。
さらに、PCとコンソールの垣根を越えた「クロスプラットフォーム共有」にも対応。自作のパークや恐竜の展示環境をFrontier Workshopを通じて世界中のプレイヤーと共有・ダウンロードできる。
ストーリーモードでは、シリーズを代表するキャラクター、イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)の声優再登板が確定。日本やハワイといった新たなロケーションを舞台に、複数のシナリオを非線形に選択しながら物語を進めるグローバルキャンペーンが展開される。
パーク運営のリアリティも進化。監視カメラや保守チーム専用ATVの導入により、恐竜の脱走や施設の劣化に迅速対応できるように。さらに、来園者向けの新アトラクションも多数実装予定で、恐竜を間近に観察できる仕組みや空中からパーク全体を俯瞰する体験なども導入できる。
米国では、パッケージはスタンダード版に加え、DLC入りの「デラックスエディション」も用意される。こちらには、プロケラトプスやグアンロン、タナトスドラコン、コンカヴェナトルといった4種の追加古代生物と、ラスベガスをモチーフにした専用スキン&装飾セットが含まれる。
10月のリリースに先駆け、現在予約受付が各ストアにてスタートしており、予約購入者にはモンタナ州バッドランズの発掘現場をイメージした景観パック「Badlands Pack」が配布される。
(画像:Summer Game Fest)