JR東海は、東海道新幹線「N700A」で提供している無料Wi-Fiサービスを拡充することを明らかにした。
発表によると、無料Wi-Fiが導入される車両は、東海道新幹線の「N700A」の全車両。導入は2018年夏から順次行われ、2019年冬までに全車両の整備を完了する予定であるとのこと。
すでに「N700A」では、事前に事業者との契約を済ませることで利用できる公衆無線LANサービスが導入されているが、今回発表されたサービスはこれとは別に提供される予定。こちらは事前の契約なしで利用できるWi-Fiサービスになる予定だという。
同サービスの導入により、日本のサービスに慣れない訪日観光客などにとって、利便性が高まることになることが予想される。ただし、新幹線はたくさんの人が乗車することもあり、通勤ラッシュや休日などの混雑時に利用する場合は回線がパンクしてしまう可能性もあるので、どの程度の通信速度が出るのかは気になるところだ。
また、JR東海は東海道新幹線の他に、特急「ひだ」の車内と、東海道新幹線の全駅、および一部の在来線駅でも無料Wi-Fiを提供することを発表している。特急「ひだ」内の無料Wi-Fiは2018年春から、各駅への導入は2018年3月から順次提供される予定だ。
無料Wi-Fiを導入する在来線駅
東海道本線
三島駅、沼津駅、富士駅、清水駅、静岡駅、掛川駅、愛野駅、浜松駅、豊橋駅、 岡崎駅、刈谷駅、名古屋駅、岐阜駅 御殿場線 御殿場駅
身延線 富士宮駅
中央本線 金山駅、高蔵寺駅、中津川駅、木曽福島駅
高山本線 下呂駅、高山駅、飛驒古川駅
紀勢本線 津駅
参宮線 伊勢市駅