スティーブ・ジョブズの4回目の命日を迎えた先日、米国内では映画「Steve Jobs」が公開。今後全米での公開が控えていて、徐々にジョブズの過去が明らかになってきている。
ジョブズはナンバープレートをつけずに車を運転していた
AppleのCEOを長年務めた彼には多くの逸話が残っている。
その中で、「ジョブズは愛車SL55 AMG(メルセデス・ベンツ)にナンバープレートをつけずに運転していた」という話がある。
[ img via Cult of Mac ]
この写真は、Apple本社の駐車場で撮られた写真で、ジョブズの愛車「SL55 AMG」である。見ての通り、ナンバープレートなどついていない。
公道を走る車のはずなのに、なぜナンバープレートをつけなくていいのか?という疑問が浮かぶはず。どうやってジョブズはナンバープレートをつけることなく車に乗ることができたのか。
これにはあるカラクリがあったのだ。
ヒントはカリフォルニア州の州法にあった!
ナンバープレートをつけたくなかったジョブズはカリフォルニア州の車両法の「ある項目」を読んだことでナンバープレート掲示の回避方法を思いついた。
その「ある項目」とはカリフォルニア州の車両法には「新車を買った場合、ナンバープレートを登録してから取り付けるまで最大6カ月の猶予期間を与える」という文章。
これを見たジョブズは閃いた。
ベンツのリース会社と協定を結び、新車を買ってから6カ月で車両を売却し、同車種の新車に乗り換えるという方法を思いついたのだ。こうすることで、ナンバープレートをつけることなく愛車を運転することが可能になる、ということだ。
ジョブズはナンバープレートをつけることなく運転することができ、リース会社は「ジョブズが運転した車」として付加価値のついた車を販売することができ、さらに購入者は「ジョブズが運転した車」を購入することができるという、三者にとってメリットのある協定が誕生したという話だ。
ジョブズにはこの他にも多数の逸話が存在しており、それらは映画や伝記などで徐々にだが明らかになっている。デバイスのデザインなどこだわりのある製品を作り続けたジョブズは、身近な様々なものにもこだわっていたようだ。
[ via Gigazine / Cult of Mac ]