明日13日は、Appleの新製品発表イベント「Gather round.」が開催される日だ。このイベントでは、これまでAppleが秘密裏に開発してきた新製品の数々が披露されることが予想されている。
最大の注目は、本体サイズが最も大きい「iPhone Xs Max」。6.5インチの有機ELディスプレイと顔認証機能「Face ID」を搭載すると噂されているが、この新型モデルは歴代で最も重いiPhoneになる可能性があることがわかった。9to5Macが自らの持つ情報網から得た情報として伝えている。
「iPhone Xs Max」は歴代iPhoneの中で最も重いモデルに、USB-C電源アダプタは同梱せず
9to5Macによると、新型iPhoneの「iPhone Xs Max」の重量は約208g(7.34oz)になるとのこと。これは筐体にステンレススチールが採用されているためで、208gとなると体感的に「ズッシリ」と重く感じる可能性がある。
これまで、歴代最も重いとされてきたiPhoneは昨年に発売した「iPhone 8 Plus」だが、iPhone 8 Plusの重量は202gだったため、iPhone Xs Maxはそれとやや同じくらいか少し重たく感じるかもしれない。
また、9to5MacによるとiPhone Xs Maxのデザインは「左右非対称」であるとのこと。どこが異なるのかというと、デバイス底面のスピーカー用穴の数。これまでiPhone Xの場合は左右に6つずつ、iPhone 8 Plusの場合も8つずつと左右対称だったのに対して、iPhone Xs Maxの場合は片方に4つ、反対側に7つになっているとのこと。なぜ左右非対称に作るのかは不明。
また、iPhone Xs Maxにはこれまで同様に5WのUSB電源アダプタが同梱されるとのこと。つまり、噂の純正USB-C電源アダプタや「USB-C – Lightningケーブル」も付属せず、今まで通りLightningケーブルが付属してくることが考えられる。これはおそらく、iPhone Xs Maxだけでなく、iPhone Xsや低価格モデルのiPhone Xrでも同様となるだろう。
そして、新型iPhoneにはデュアルSIMモデルが用意されると噂だったが、それはiPhone Xs Maxに用意されるとのこと。一時は6.1インチ液晶モデルにデュアルSIMモデルが用意されると噂されていたが、それは間違った情報だったのだろうか。ちなみに、デュアルSIMモデルは一部地域のみの販売となり、日本では購入することができないものと予想されている。
最後に、iPhone XsとiPhone Xs Maxは、デバイスのカラーに応じて異なる壁紙が用意されるとのこと。今年はシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3種類が登場することが予想されているため、合計3種類の壁紙が用意されることになるのだろうか。
以上が次期iPhoneの噂。
とりわけ、最上位モデルの「iPhone Xs Mac」に関する情報が多かったように思えるが、一番注目したいのはUSB-C電源アダプタが同梱しない、ということ。
しかし、AppleはUSB-C電源アダプタを開発していると噂されてきた。つまり、これは新型iPad Proに同梱するためのもので、著名アナリストMing-Chi Kuo氏の言う通りUSB-CポートがiPad Proに搭載されることになるのかもしれない。ただし、それにはApple Pencilが充電できなくなるなど、いくつかの問題点もある。
ちなみに、9to5Macは新型Apple Watchについても触れている。新型Apple Watchには初めて64bitプロセッサが搭載されるという噂があるとのこと。より高負荷な作業ができるようになる可能性がありそうだ。
Appleの新製品発表イベントは日本時間13日の深夜2時から開催予定。同イベントでは5.8インチ/6.5インチ有機ELディスプレイを搭載したフラグシップモデルのiPhone、そして6.1インチの液晶を搭載した低価格モデルの3種類のiPhoneが発表されると予想されている。
また、iPhoneの他にもベゼルが狭くなった新型Apple WatchやiPad Proの登場が期待されており、今回も内容が盛りだくさんのイベントとなりそうだ。
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