今月21日発売予定の新型iPhoneのベンチマークスコアが公開された。
Macお宝鑑定団Blog(羅針盤)によると、iPhone XS/XS Maxに搭載されたプロセッサの処理能力は前モデルに比べて約1.1倍。RAM容量はどちらも4GBになっているとのこと。
iPhone XSのベンチマークレポート
iPhone XS Maxのベンチマークレポート
ベンチマークは「Geekbench 4」で計測されており、iPhone XS/XS Maxに搭載された新プロセッサ「A12 Bionic」は、昨年発売した「iPhone X」に搭載されたプロセッサ「A11 Bionic」に比べてシングルコアが約1.1倍、マルチコアは約1.1倍。処理能力はiPhone Xから大きく向上しているわけではないようだ。
また、GPU性能に関してもiPhone X比較で約1.3~1.4倍高速化。これは「MaxcBook Pro 2018」の15インチモデルの内蔵GPUに匹敵する性能だ。
今回新たに搭載されたプロセッサは初めて7nmプロセスルールで製造されたもので、性能の大幅向上が期待されていた。ただし、今回のベンチマークから明らかになっているとおり処理能力は大きく向上していない。昨年と同じく「Bionic」という名称がつけられた理由はこの点にあるのかもしれない。
少なくとも、「iPhone XS」と「iPhone XS Max」はほぼ性能が同じであることから、どちらを購入するか悩んだ時に処理性能の違いを考慮する必要はなさそうだ。
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