あと2日で発売となる新型の4インチ型「iPhone SE」だが、同端末には2つのストレージが用意されているのはご存知だろう。
「iPhone SE」には16GBモデルと64GBモデルが用意されている。僕が買うんだったら64GB一択だが、普段からストレージを使う機会が少ない人だったら「16GBモデルで十分」という人もいると思う。
基本的に自分の使い方でどちらのモデルを買うかは考えて欲しいが、どちらのモデルがお得なのかについてCult of Macが検証しているので詳しくお伝えしよう。
16GBモデルは64GBモデルに比べて1万円近くお得
まず、アメリカのApple公式サイトでの「iPhone SE」の価格は、SIMフリー版16GBモデルが399ドル、64GBモデルで499ドルとなっているので、その差は100ドル(日本円で約11,300円)だ。
そして、日本のApple公式サイトでは16GBモデルが52,800円、64GBモデルが64,800円なので、両モデルには12,000円ほどの差があるのだ。
このストレージ容量の差である48GB分にこれほどの価値があるのなら文句はないと思うのだが、Cult of Macによると、この二つのモデルの製造コストの差はわずか12ドル(約1,350円)であるという。
両者の違いはストレージ容量だけで、その他の機能面などで差がつけられてるということはない。つまり、64GBモデルを買うということは16GBモデルを買うより1万円近く損をすることになる。当然、その差額はAppleの利益になるので、Appleにとってより利益率が高いのは64GBモデルだということだ。
さすがに16GBモデルを購入したとしても、容量が少なすぎて使い物にならないということもあると思うので、ストレージ容量は大きいに越したことがない。ただ、どうしてもお得な端末を購入したいという人は、iPhoneにデータを保存せず、クラウドストレージサービスを併用するなりして、安い端末を購入するのもアリかもしれない。
ちなみに、Appleは4月25日に決算発表を行うことを発表しているが、前回の決算発表ではiPhoneの販売台数は好調というわけではなかった。少しでもAppleを応援したいという人はあえて利益率の高いiPhoneを購入してみるのもいいかも。
[ via Cult of Mac ]