先日、MacRumorsで「iPhone 7」のダミーユニット(モックアップ)を撮影したとみられる画像が公開され話題になっていたが、残念ながらこのダミーユニットは偽物で、Appleが試作したものではないことが明らかになった。
Nowhereelse.frのSteve Hemmerstoffer(@stagueve)氏がTwitter上でフェイクであることを伝えているので詳細をお伝えする。
「Smart Connector」の搭載は見送られたことが濃厚に
今回、公開されたダミーユニット画像は米メディアMacRumorsで公開されたもので、「iPhone 7」のダミーユニットを撮影したものと思われていた。
この画像をよく見てみると、「iPhome 7」のダミーユニットには、背面に「Smart Connector」が搭載されていたり、イヤフォンジャックが廃止されていたりと、以前から予想されていた通りの仕様になっている。
最近では、Appleがこれらの採用を見送ったという情報が濃厚であったことから、もし本物だとしてもAppleがまだ同端子の採用/不採用を検討している段階のものであるという説が濃厚だった。
撮影されたダミーユニットが割と精巧な出来栄えだったことから、過去の試作品として本物ではないかという気も多少していたのだが、リーク情報の提供で定評のある仏のメディアNowhereelse.frのSteve Hemmerstoffer氏(@stagueve)によるとこれはフェイク画像であることが明らかに。
Sooo boooring… 💩 #iPhone7 #Fake #Leaks pic.twitter.com/XytQggtIww
— Steve Hemmerstoffer (@stagueve) 2016年5月10日
Steve Hemmerstoffer氏のツイートから、今回のダミーユニットはおそらく過去に出回っていた噂から作成されたもので、Appleが試作したものではないと思われる。また、先日同じ頃に公開された「iPhone 7」を撮影したと見られる画像も、同様にフェイク画像であることも明らかに。
今回のダミーユニット画像が偽物であるということは、今の段階で「iPhone 7」は「Smart Connector」の廃止やイヤフォンジャックの廃止が見送られたというのが濃厚。
サイズや外見は「iPhone 6s / 6s Plus」とほとんど同じで、デュアルレンズカメラが「iPhone 7 Plus」のみ、または「iPhone 7 / 7 Plus」両方に搭載されるという情報が有力な状況だ。
Appleは「iPhone 7」の試作を続けていると思われるが、ティム・クック氏によると次期「iPhone」は生きていく上で必要不可欠な機能を搭載するとのこと。まだ「生きていく上で必要不可欠な機能」については明らかになっていないので、今後の最新情報は要チェックだ。