先日、インドや中国でも「iPhone 6s」の販売を開始していることをお伝えしたが、どうやらその販売数についてはあまり芳しくない結果が出ているようだ。
インド、中国で早くも値下げして販売
インドでの販売に関しては、「iPhone 6s」の価格設定が非常に高価で、一般の所得層には購入することができないといった不満の声も上がっていたのだが、先日Appleは公式に「iPhone 6s」の値下げを発表した。
発売当初と比較すると10%以上安い値段での販売となっており、以前よりは買い求めやすいものとなっている。
ただ、2ヶ月も経たないうちにこれほどの値下げは当初の購入者の不満も出てきそうだが大丈夫だろうか。
そして、本日明らかになった中国での値下げだが、こちらはAppleから公式で発表があるわけではなく、あくまでも一般店舗での話のようだ。現に、記事掲載時のApple公式サイトでの販売価格は発売当初から変わらずの6,388元(約11.3万円 :iPhone 6s / 64GB / ローズゴールド) になっているのに対し、一部の店舗では5,688元(約10.6万円)まで値下げされていることが確認されているとのこと。
やはり販売価格の高さとインパクトの弱さが原因か
今回発売になった「iPhone 6s」はスペックのアップグレードなどかなり強化されたものの、「iPhone 6」から外見の変化や新機能などの誰もが欲しくなるようなインパクトが不足している感は否めない。
さらに日本やアメリカなどの先進国とインドや中国など新興国間の物価の違いをあまりに無視した価格設定であるということもあり、Appleが当初目指した販売数に到達することが困難になっているものと思われる。それだけに方々で指摘されている「販売不振」が現実味を帯びていると言えそうだ。
販売数に関しては、決算期にAppleから正式に発表が出るはずなのでそれまで楽しみにしておこう!