Appleは今年3つの新型iPhoneを発売すると噂。来月12日にも発表イベントが開催されることが予想されているが、やはり概ねこのスケジュールで間違いない模様。
Appleの新製品に関する予想で、的確な予想をすることで有名なアナリストMing-Chi Kuo氏は投資家向けレポートを公開した。そのレポートによると、Appleは3つの新型iPhoneを9月9日の週に発表するとのこと。そして、2つの有機ELディスプレイを9月中に発売する計画で、さらに噂の低価格モデルの6.1インチ液晶搭載iPhoneも発表されることになるという。
ただし、この低価格モデルに関しては製造上の問題から発売が遅れると伝えており、明言はされていないが10月から11月頃に販売が開始されることが予想される。
また、上位モデルの有機ELディスプレイ搭載モデル(5.8インチと6.5インチモデルの2種)、そして低価格モデルは全て新型プロセッサ「A12」が搭載される予定であるとのこと。RAM容量は上位モデルが4GB、6.1インチ液晶モデルは3GBになるとの予想だ。
詳細なスペックは以下の通り。
6.5インチ | 5.8インチ | 6.1インチ | |
---|---|---|---|
プロセッサ | A12 | ||
解像度 | 2,688 × 1,242 | 2,436 × 1,125 | 1,792 × 828 |
RAM | 4GB | 3GB | |
ストレージ容量(GB) | 64 / 256 / 512 | 64 / 256 | |
SIMスロット | 1 or 2 | 1(eSIMサポート?) | 1 or 2 |
Face ID | ○ | ||
背面カメラ | デュアルカメラ 12MP |
シングルカメラ 12MP |
|
MIMO | 4 × 4 MIMO | 2 × 2 MIMO | |
フレーム素材 | ステンレススチール | アルミニウム | |
バッテリー容量 | 3,300〜3,400mAh 2セル |
2,700〜2,800mAh 2セル |
2,600〜2,700mAh 1セル |
カラーバリエーション | 3 | 5 | |
価格 | 900〜999ドル | 800〜899ドル | 600〜699ドル |
Kuo氏は、最上位モデルの6.5インチ有機ELディスプレイ搭載モデルと6.2インチモデルにはデュアルSIM構成スペックが用意されると伝えた。ただし、このデュアルSIM対応モデルは中国など一部地域のみの販売になる可能性があり、日本や米国などではシングルSIMモデルのみが販売される公算が大きい。
また、先日噂として、新型iPhoneはApple Pencilをサポートするという話が一部で上がっていたが、Kuo氏はこの話に否定的だ。レポートでは次期iPhoneがApple Pencilをサポートする可能性は低いと伝えている。
これまでの情報や過去の傾向から、Appleは新型iPhone発表イベントを9月12日に開催する可能性が高い。もし、同日に発表された場合、予約開始は9月14日、発売は9月21日になる可能性が高い。
ただし、冒頭でもお伝えしたように6.1インチ液晶モデルに関しては発売が1~2ヶ月遅れるかもしれない。コストパフォーマンスが最も高いゆえに、最も売れる端末になると予想されているが、発売が遅れることでそれぞれの端末の販売台数にどの程度影響が出るだろうか。
ちなみに、Kuo氏は各新型iPhoneの価格を予想している。最上位モデルの6.5インチOLEDモデルは900~999ドル、5.8インチOLEDモデルは800~899ドル、そして低価格モデルの6.1インチモデルは600~699ドルで販売されると予想している。