Appleは現地時間9月9日、新製品発表イベント ｢it’s Glowtime.｣ を開催。同イベント内で、｢iPhone 16｣ ｢iPhone 16 Plus｣ を発表した。
価格は ｢iPhone 16｣ が124,800円から、｢iPhone 16 Plus｣ が139,800円からと、先代から据え置きとなる。予約受付は日本時間9月13日(金)午後9時から、発売は9月20日を予定している。
カラーラインアップはウルトラマリン／ティール／ピンク／ホワイト／ブラックの5色展開だ。
アクションボタンとカメラコントロールボタンを備えた ｢iPhone 16／16 Plus｣ が登場
｢iPhone 16｣ は、6.1インチの画面を搭載した ｢iPhone 16｣ および、6.7インチの有機ELディスプレイを搭載した ｢iPhone 16 Plus｣ の2モデルがラインアップ。
画面上部にダイナミックアイランドを搭載し、音楽の再生や電話の着信などさまざまな情報がインタラクティブに表示される。画面輝度は最大1,000ニトで、ピーク輝度は2,000ニト。リフレッシュレートは引き続き60Hzとなり、HDRや広色域(P3)規格をサポートする。また、画面には最新世代のCeramic Shieldを採用しており、どんなスマートフォンよりも頑丈であるとアピールしている。
搭載するSoCは第2世代の3nmプロセスを採用した ｢A18チップ｣ で、6コアCPU (高性能2コア・高効率4コア)および5コアGPUを搭載。CPU性能は最大で30％、GPU性能は40％高速化したほか、電力効率も35％向上しているという。
ニューラルエンジンは16コアで、機械学習性能が最大2倍高速化されており、AppleのAI機能である ｢Apple Intelligence｣ が利用できるとしている。RAM容量は8GB。
最大の変化ポイントは、カメラをクリックひとつで起動できる ｢カメラコントロールボタン｣ が搭載されたこと。短く押すことで写真、長く押すことで動画の撮影に入ることが可能。また、このボタンを指でスライドすることでズームや絞りを変更することが可能だ。
また、アクションボタンも搭載される。このボタンは従来のサイレントスイッチに変わるボタンとして、｢iPhone 15 Pro｣ シリーズで搭載されていたものだが、これがスタンダードモデルでも搭載されるように。特定の機能をあてがっておくことでそれらをクリックひとつで簡単に呼び出せる。
リアカメラはメインカメラ (48MP Fusionカメラ) と超広角カメラのデュアル仕様。これまで斜め配置だったのに対して、今回の新型モデルからは縦型に再配置された。
メインカメラは2倍の光学望遠に対応しており、より被写体に寄った撮影が可能。超広角カメラは従来よりも広い視野角で撮影できるようになったほか、最大2.6倍の光を取り込めるようになり、より高品質な写真を撮影できるようになった。さらに超広角カメラはマクロ撮影にも対応する。
また、iPhone 16／16 Plusは空間写真と空間ビデオの撮影にも対応。撮影した思い出の写真やビデオをApple Vision Proで追体験できる。
バッテリー駆動時間は最大22時間(ビデオ再生時)、オーディオ再生では最大80時間駆動できるなど、より長く駆動できるようになった。
ワイヤレス充電はMagSafeおよびQi2規格をサポートし、30W以上の電源アダプタと新しいMagSafe充電器と組み合わせることで最大25Wのワイヤレス充電が可能だ。
なお、搭載コネクタはUSB-Cで、リビジョンはこれまでどおりUSB 2.0をサポートする。防水性能は、IP68相当で水深6メートルに最大30分浸水しても耐えられる設計となっている。
通信は5Gをサポート。日本モデルはサブ6GHz帯のみが利用できる。そのほか、Wi-Fi 7／Bluetooth 5.3をサポートする。
価格は ｢iPhone 16｣ が124,800円から、｢iPhone 16 Plus｣ が139,800円から。予約受付は日本時間9月13日(金)午後9時から、発売は9月20日を予定している。
(画像：Apple)
