Appleは今秋発売する 「iPhone 12」 シリーズで、背面カメラにToFセンサーを搭載すると噂されているが、同センサーが搭載されるのは上位の 「iPhone 12 Pro」 と 「iPhone 12 Pro Max」 のみということになりそうだ。9to5Macが、独自入手した 「iOS 14」 のコードから情報を発見している。
ToFセンサーは上位2モデルのみに搭載?
9to5Macによると、iOS 14のコードに 「d5x」 というコード名のiPhoneに関する情報が含まれていたとのこと。このコード名に関して、既存のiPhone 11シリーズは 「d4x」 と識別されることから、「d5x」 は 「iPhone 12」 シリーズを指しているのではないかというのが9to5Macの見解だ。
「iPhone 12」 にはラインナップが複数用意されていると噂されているが、ToFセンサーが含まれているのは上位2モデルのみであることが判明。このことから、ToFセンサーが搭載されるのは 「iPhone 12 Pro」 と 「iPhone 12 Pro Max」 ではないかと9to5Macは分析している。
ToFセンサーは、光の飛行時間を利用して三次元情報を計測する。もし背面カメラにToFセンサーが搭載されれば、15フィート(4.5メートル)程度まで離れた位置でも3Dマッピングできるようになると言われている。ARアプリなどに活用することで、よりリアルなAR体験が可能になるはずだ。
ちなみに、iPhone 12シリーズのToFセンサーについては、Ming-Chi Kuo氏も上位2モデルのみの搭載を予想していた。下位モデルと上位モデルで性能差を設けるという意味でも、上位モデルのみにセンサーが搭載される可能性は高そうだ。
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