Appleが今秋に発売する4機種のiPhone 12は、新たなワイヤレス充電 「MagSafe」 に対応する。このMagSafeによるワイヤレス充電は最大15Wの出力が可能だが、しかしながら最も小型なモデル 「iPhone 12 mini」 だけは最大出力が12Wに制限されることがわかった。
現地時間11月3日、AppleがMagSafeに関するサポートドキュメントを更新、その中に記載されている。
「iPhone 12 mini」 はMagSafe充電器の最大出力が12Wに制限
同サポートドキュメントによれば、iPhone 12シリーズの最も小型なモデル 「iPhone 12 mini」 は最大12W、そのほかの 「iPhone 12 / 12 Pro / 12 Pro Max」 の3機種は最大15WのMagSafeのフルスピード充電が利用できるという。ただし、iPhoneの温度やシステムアクティビティの状況に応じて電力供給量は常に調整されるという。
また、MagSafeのフルスピード充電を利用するために接続する電源アダプタの電力供給に関する条件も明らかにされている。
iPhone 12/12 Pro/12 Pro Maxで最大15Wのフルスピード充電を利用する場合は、9V/2.22Aまたは9V/2.56A以上が利用できる電源アダプタが必要。そしてiPhone 12 miniで最大12Wの充電を利用するには9V/2.03A以上の電力供給が可能な電源アダプタが必要とのことだ。
また、MagSafe充電器を最大効率で使うための注意点として、MagSafeを電源に接続してから、iPhoneと接続することをAppleは推奨している。もしMagSafe充電器よりも先にiPhoneに取り付けた場合は、一度iPhoneを取り、3秒ほど待機してから再びiPhoneを取り付けると最大出力で充電できるようになるという。
そのほかLightningアクセサリをiPhoneに接続した状態でMagSafe充電をする場合は最大出力は7.5Wに制限されるとのこと。Lightningイヤホンで音楽を聴いたり、ゲームをプレイする際は7.5W程度での充電になることに注意が必要だ。
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[ via MacRumors ]