2020年秋に発売が予定されている次期iPhoneこと 「iPhone 12」 シリーズの価格について、著名リーカーJon Prosser(@jon_prosser)氏が独自に入手した情報を提供している。
同リーカーによれば、iPhone 12シリーズのうち最も低価格なモデルは649ドルから、最も高価なモデルは1,099ドルからになるとのことだ。
iPhone 12シリーズの価格が判明?
2020年秋に発売を予定している 「iPhone 12」 シリーズは全4機種とされている。うち2機種はエントリーモデルあるいはミドルクラスモデルとなり、5.4インチと6.1インチの画面を搭載することが予想されているが、Jon Prosser氏によればそれぞれの価格は5.4インチモデルが649ドルから、6.1インチモデルが749ドルからになる予定とのこと。
そしてハイエンドモデルの上位2機種は、6.1インチと6.7インチの画面を搭載する。価格は前者が999ドルから、後者が1,099ドルからとなる予定。
現行モデルと比べると以下のとおりで、上位2機種については価格は据え置きとなる一方で、下位2機種については上位モデルよりは安くなるものの、6.1インチモデルはiPhone 11より高く、5.4インチモデルはiPhone 11より安くなる模様。
2019 | 2020 | |||
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下位モデル | iPhone 11 | $699〜 (税別74,800円〜) |
iPhone 12 (5.4インチ) |
$649〜 (約7万円〜) |
iPhone 12 (6.1インチ) |
$749〜 (約8万円〜) |
|||
上位モデル | iPhone 11 Pro | $999〜 (税別106,800円〜) |
iPhone 12 Pro | $999〜 (約10.5万円〜) |
iPhone 11 Pro Max | $1,099〜 (税別119,800円〜) |
iPhone 12 Pro Max | $1,099〜 (約11.6万円〜) |
iPhone 11の画面サイズが6.1インチだったことを考えると、次期iPhoneのミドルクラスモデルは “性能の引き上げと引き換えに、わずかに値上がり”と捉えることができるかもしれない。ただし、Appleは5.4インチという少しコンパクトな画面を搭載したモデルを649ドルという比較的お手頃な価格で出すことで、低予算でiPhoneを買いたいユーザーのニーズをしっかりフォローする考えのようだ。
各デバイスの特徴として、Jon Prosser氏はすべてのモデルで有機ELディスプレイを搭載し5Gに対応することを伝えている。
またカメラの構成が異なる可能性があり、下位2機種はデュアルレンズカメラを搭載、上位2機種はトリプルレンズカメラとLiDARセンサーを搭載する予定とも伝えた。
2019 | 2020 | ||||||
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下位モデル | 上位モデル | 下位モデル | 上位モデル | ||||
名称 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 Pro Max | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
画面 | LCD | OLED | OLED | ||||
画面サイズ | 6.1インチ | 5.8インチ | 6.5インチ | 5.4インチ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
カメラ | 2眼 | 3眼 | 2眼 | 3眼+LiDAR | |||
通信 | 4G | 5G | |||||
価格 | $699〜 | $999〜 | $1,099〜 | $649〜 | $749〜 | $999〜 | $1,099〜 |
Jon Prosser氏によれば、この情報はiPhone SE(第2世代)の発売日を言い当てた人物からもたらされたものとのことなので、情報の信ぴょう性はかなり高いと考えられる。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響や5Gへの対応の難しさなどから販売スケジュールが例年の9月から1ヶ月程度遅れる可能性が報じられているが、それについてはまだ確定的な情報はない。
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