iPhone 12の背面に搭載されているマグネット吸着式ワイヤレス充電機構 「MagSafe」 。すでに一部サードパーティから同仕組みを利用したモバイルバッテリーが登場しているが、Apple自らMagSafeに対応したモバイルバッテリーを発売する計画があるのかもしれない。
現地時間16日、開発者で米MacRumorsのライターのひとりSteve Moser(@SteveMoser)氏は、AppleがMagSafe対応のモバイルバッテリーを開発している痕跡をiOSの最新ベータ版から発見したと報告している。
MagSafe対応の純正モバイルバッテリーが登場か
Steve Moser氏は、Appleが現地時間16日に開発者向けに配信した 「iOS 14.5 Beta 2」 に、「モバイルチャージャーモード」 や 「バッテリーパック」 という記述があることを発見した。
このバッテリーパックは、iPhone 12のMagSafeに対応した純正モバイルバッテリーで、iPhoneの背面にマグネットでくっつけてワイヤレス充電できるものになると予想される。
これまでiPhoneにはSmart Battery Caseという保護ケースとモバイルバッテリーが一体となったケースを販売してきたが、今回噂のモバイルバッテリーはその代わりとなる可能性がある。
New ‘Mobile Charge Mode’ in iOS 14.5 beta 2 for an as-yet-unannounced ‘Battery Pack’ and not a case presumedly because it uses MagSafe for charging iPhone 12 devices. Also interestingly it keeps your iPhone charged to 90% for ‘battery efficiency’. https://t.co/CPZXkBXkEc pic.twitter.com/jHHrrz4Qir
— Steve Moser (@SteveMoser) February 16, 2021
ちなみにこのモバイルバッテリーは、iPhoneのバッテリー寿命や充電効率を低下させないため、iPhoneのバッテリー残量をフルまで充電せず意図的に90%に抑える仕組みが導入されているとのこと。
Appleが同製品を開発しているという確証はないものの、もし事実であればiPhone 12のバッテリー持ちを改善する方法のアンサーのひとつになるだろう。
Appleは今年春に新製品の投入を予定していると噂されている。そのときに同モバイルバッテリーも一緒に発売されることになるのかもしれない。
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