iPhone 12の量産は最大2ヶ月遅れか。Nikkei Asian Review報道

今年後半に発売が予想されている次期iPhoneこと 「iPhone 12」 。一部のメディアは例年どおり9月の発売を伝えている一方で、新型コロナの影響で発売が例年から1〜2ヶ月遅れる可能性を指摘するメディアも多い。

この次期iPhoneの発売日について、Nikkei Asian Reviewは後者の見方を持っているようだ。現地時間7月1日、Nikkei Asian ReviewがiPhone 12の量産が遅れていることを報じた。

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iPhone 12、量産開始が最大2ヶ月遅延

Nikkeiの報道によれば、iPhone 12の量産開始がCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大によって遅れているとのこと。遅れは1~2ヶ月程度となっていて、発売スケジュールに影響が出る可能性も十分にあり得るレベルとみられる。遅延の理由は主に工場閉鎖だが、それ以外にもAppleのiPhone開発チームが自宅勤務になったことも影響しているようだ。

iPhoneは通常、量産を行うまでにいくつかの検証試験を通過する必要がある。たとえばEVT(Engineering Validation Test / 技術検証試験)や、DVT (Design Validation Test:設計検証試験) などだが、例年どおり9月に発売するためには少なくともEVTを5月には完了しておく必要がある。しかし、6月時点で同試験を完了することができておらず、当然ながらその後のDVTやPVT(Product Validation Test:生産検証試験) も完了できていないという。

Appleとしては、この遅れを挽回するべく様々な内部努力を行なっているとのこと。Nikkei Asian Reviewによれば発売は最大数ヶ月遅れる可能性があるものの、当初想定の “2021年に発売” というシナリオは回避できそうな見通し。

ただし、次期iPhoneの生産スケジュールは依然として流動的なものであるとして、今後の状況次第ではやはり発売が遅れてしまう可能性もある。Nikkei Asian Review曰く、そもそも次期iPhoneの最終デザインすら確定できていない状態であるという。

ちなみに次期iPhoneは全部で4機種用意されているという噂。5.4インチ、6.1インチの画面を搭載した下位モデル、そして6.1インチと6.7インチの画面を搭載した上位モデルの全4つ。下位モデルと上位モデルの間には画面の質や筐体素材、カメラ性能などいくつかの性能差が設けられているとされる。

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