今月23日に発売する 「iPhone 12」 は5Gに対応しており、高速なインターネットを楽しむことができるが、実際に5G通信を利用すると 「iPhone 12」 のバッテリー消費は4G通信時にくらべて多くなることがわかった。現地時間21日、Tom’s Guideが検証し、その結果を報告した。
iPhone 12は5G通信時に駆動時間が20%減少
Tom’s Guideによれば、iPhone 12は4G通信時に比べて5G通信時はバッテリーの消費量が多く、駆動時間が20%短くなったという。テストは画面輝度を150nitに設定し、30秒ごとにウェブサイトの読み込みを行うというもの。バッテリーの残量がなくなるまで行われた。
結果は、以下の表のとおりになったという。
5G通信時 | 4G通信時 | |
---|---|---|
iPhone 12 | 8時間25分 | 10時間23分 |
iPhone 12 Pro | 9時間6分 | 11時間24分 |
一般的に5G通信は、4G通信に比べてバッテリーの消費量が多いことで有名。それはiPhoneでも同じだ。あくまでひとつの検証結果でしかないが、iPhone 12のバッテリー持ちについて非常に有用な検証と言えるだろう。Tom’s Guideは、同じ5Gに対応したAndroidスマートフォンに比べてiPhone 12のバッテリー持ちは良くない(5G通信時限定)と報告している。
ちなみにiPhone 12シリーズには5Gと4Gの接続オプションとして、①5Gをオンにする、②5Gオート(4Gと5Gを自動切り替えるスマートデータモード)、③LTE(4Gのみに限定する)の3つが用意されており、好きなネットワークを選ぶことが可能だ。もしバッテリー持ちを長くしたいのであれば5G通信設定をその日だけオフにするというのも手だろう。
ただしバッテリー消費が多くなるのは5G通信時に限るため、5Gの通信エリアがかなり限られている現在の国内事情においてはほとんどバッテリー消費は変わらないとみていいだろう。バッテリー持ちについて気にするようになるのは、5Gが本格的に普及してからの話になりそうだ。
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[ via MacRumors ]