現在開発中の次期iPhoneこと 「iPhone 12」 。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で試作が遅れているとの情報が入っていたが、著名リーカーからの情報からいよいよ試作が完了する見込みであることがわかった。
情報を伝えたのは、最近になってAppleの未発表製品に関するリーク情報を伝えるようになったJon Prosser(@jon_prosser)氏。リーク情報の精度は不明ながら、今回も新型iPhoneに関するリーク情報を伝えている。
次期iPhoneは全4機種、いずれも5G対応
Jon Prosser氏によれば、AppleはCOVID-19の影響の中ではあるが、次期iPhoneの試作を近く完了する予定であるとのこと。試作を無事に完了できた場合、Appleは今秋に発売する次期iPhoneの仕様を決定することができる。
同リーカーの情報では、今年のiPhoneは4モデル。各モデルの特徴は以下の通りになっているという。
iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | ||
---|---|---|---|---|
画面サイズ | 5.4インチ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
コードネーム | D52G | D53G | D53P | D54P |
筐体素材 | アルミニウム | アルミニウム | ステンレススチール | ステンレススチール |
特徴 | ・小さくなったノッチ ・A14プロセッサ ・5G対応 ・2眼カメラ |
・小さくなったノッチ ・A14プロセッサ ・5G対応 ・2眼カメラ |
・小さくなったノッチ ・A14プロセッサ ・5G対応 ・3眼カメラ+LiDARスキャナ |
・小さくなったノッチ ・A14プロセッサ ・5G対応 ・3眼カメラ+LiDARスキャナ |
iPhone 11の後継機とみられる 「iPhone 12」 は、今年は2モデル展開になる見通し。画面サイズは5.4インチと6.1インチ、デュアルレンズカメラを搭載し、筐体素材にはアルミが使用されるとのこと。
そしてフラグシップモデルの 「iPhone 12 Pro」 。今年も2モデル展開になり、画面サイズは6.1インチと6.7インチになる予定。トリプルレンズカメラに加えてLiDARスキャナが搭載される。筐体素材にはステンレスなどが使用されるという。
これらすべてのモデルには最新プロセッサ 「A14」 が搭載され、さらに次世代通信規格 「5G」 に対応予定だ。端末上部にあるノッチも小型化されるという。
この情報は、TF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏など各所で伝えられていたものとほぼ同じだ。ちなみに、Jon Prosser氏によればCADレンダリングが今後1〜2ヶ月以内にリークされるだろうと伝えている。
Prototyping for iPhone 12 devices is just about finalized!
Final details line up pretty well with what Kuo said last year! 🤯
Expect to see CAD renders of the devices within the next month or two from your favorite leakers! 👀
Now let’s see if Apple can get them out by EOY! pic.twitter.com/nAfA7JHMx2
— Jon Prosser (@jon_prosser) April 6, 2020
一時は発売延期が報じられていたiPhone 12シリーズ。しかし、試作が無事完了できるのであれば発売の延期はなさそうだ。
ただし、Appleはまだ中国への出張制限を解いていないが、どうやって試作を完了しようとしているのだろうか。そもそもJon Prosser氏のリーク情報の精度がどれほど高いのかも現時点では分かっていないため、iPhone 12の現状については今後変わる可能性がある点に注意が必要だ。
ちなみにJon Prosser氏は今月14~15日に 「iPhone 9」 が発表されると伝えている。この情報が合っているかどうかで同氏の信頼度を測ることはできそうだ。
関連記事
・iPhone 12 Pro、やはり3眼カメラとLiDARスキャナが搭載か
・iPhone 12、発売は依然として秋予定。ただし状況によっては延期も:Bloomberg報道