今年の秋に登場すると言われる次期「iPhone 7」シリーズは、一部の噂では3モデル体制になると言われているが、依然として従来通りの2モデルラインナップで登場する可能性が濃厚だ。
特に5.5インチモデルの「iPhone 7 Plus」は、4.7インチモデルの「iPhone 7」にはない様々な新機能が搭載されるものとみられているわけだが、Appleは4.7インチモデルと5.5インチモデルのグレード差をより印象づけることで、上位モデルに付加価値をつけることを考えているのかもしれない。
M.I.C Gadgetによると、5.5インチ型「iPhone 7」の名称は「iPhone 7 Pro」になると報じているので、詳細をお伝えする。
「iPhone 7 Pro」のみ「Smart Connector」を搭載か
M.I.C Gadgetによると、「iPhone 7」の5.5インチモデルの名称は「iPhone 7 Pro」になり、同端末の背面には、「Smart Connector」が搭載されることになるだろうと伝えている。
次期iPhoneの5.5インチモデルの名称に関しては、以前から「iPhone 7 Plus」と「iPhone 7 Pro」で意見が割れており、実際にどちらの名称が採用されるかは不明となっている。
今回のM.I.C Gadgetの情報は、残念ながら根拠となる情報は存在しないため確実視することはできない上に、最近のM.I.C Gadgetの情報は実績という点で信ぴょう性が欠けるところがあるので、今回の情報が本当である可能性はあまり高くないと思っていた方がいいのかもしれない。
しかし、今回の情報が本当であったなら、なぜAppleは5.5インチモデルに「Plus」の名をつけるのをやめ、「Pro」の名称をつけることを検討しているのだろうか。
それはおそらく、各製品の最上位モデルに「Pro」と名付けることで、複数製品群のネーミング法則に統一性を持たせることとプレミアム感を演出することが目的にあるからだと思われる。
Appleは昨年11月に「iPad Pro」を発売し、今年3月31日に「iPad Pro (9.7インチ)」を発売した。性能は名前の通り「Pro」仕様で、最上位モデルとしてはふさわしいものだった。そして、以前から発売されている「MacBook Pro」も「MacBook」シリーズの中ではハイエンド端末と位置付けられていて、値段も高いがスペックも高い仕様になっている。
おそらくだが、「Pro」の名前がつく製品はその製品群の最上位モデルであることを示すことで、ユーザーに対し、製品グレードを分かりやすく提示することが主な目的なのだろうと個人的には考えているのだが、それを「iPhone」でもする意味はあるのだろうか。
そもそも、「iPad Pro」などと違い、4.7インチモデルと大きく性能差が設けられていない「iPhone 7 Pro (Plus)」は本当に「Pro」仕様なのだろうか。現段階で言われているのは「Smart Connector」の搭載や「デュアルレンズカメラ」の搭載ぐらいで、その他の点で4.7インチモデルとの差別化は多少難しいものがあると思われる。
もし、「iPhone 7 Pro」の名称で登場するなら、RAM容量などのハードウェア面でのスペックがより高くなっていてほしいし、もっと多くの新機能が搭載されていてほしいと思うのだが…。
ちなみに「Smart Connector」に関しては、以前から同端末への搭載が噂されており、最近流出した開発図面でも同端子が搭載していることを確認できている。今後変更される可能性も十分にあるが、同端子の搭載に向けて動いているのはほぼ間違いはなさそうだ。
[ via M.I.C Gadget ]