今年6月に開催される 「WWDC21」 では、各製品の次期OSの発表が期待されている。現段階では次期OSに関する情報はほとんど報じられていないものの、米メディアBloombergによると、iPadOSはホーム画面の改善など多数のアップデート項目が用意されているようだ。
この情報を伝えているのは、Appleの内部事情に詳しいBloombergの著名記者Mark Gurman氏。同氏は現地時間22日付けのレポート記事の中で、次期iOSとiPadOSに関する情報を伝えている。
ホーム画面でウィジェットを自由に配置できるように?
Mark Gurman氏によると、次期iPadOSはホーム画面の再設計が予定されているとのこと。現在のiPadOS 14では、ホーム画面のウィジェット欄にしかウィジェットを配置できないが、iPadOS 15では天気予報やスケジュールなどのウィジェットがiOS 14のように自由に配置できるようになるという。
また次期iOS・iPadOSでは、現在のユーザーの状態によって通知を鳴らすか鳴らさないかを個別に設定できる新機能が開発中。
同機能は運転中・睡眠中・仕事中のほか、自分でカスタマイズしたカテゴリを選択して利用することになるようだ。ユーザーが特定の状態であるときに通知に対して自動返信するシステムも開発中であるとのこと。
さらに、Appleはプライバシーとセキュリティも強化する。iOS 15では、アプリがユーザーのデータを密かに収集していることを発見した際に警告する機能が含まれる予定だ。
これらの新機能は、6月7日からスタートする開発者会議 「WWDC21」 で発表されるものとみられている。同イベントは新型コロナウイルスの影響を考慮し、すべてオンラインのみでの開催となる予定。
ちなみに、Mark Gurman氏によると、AppleはiMessageの新機能の開発にも取り組んでいるとのことだが、同機能はまだ開発の初期段階であり、iOS 15では搭載されない可能性があるとのことだ。
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