まもなく正式リリースを迎える 「iOS 16.4」 では、通信キャリアが提供する通常の音声通話でも 「声を分離」 機能が利用できるようになることがわかった。
本日、開発者向けに配信された 「iOS 16.4 RC」 のリリースノートにて言及されていると、米メディアMacRumorsが現地時間3月21日に伝えた。
iOS 16.4では、通信キャリアが提供する音声通話で 「声を分離」 機能が利用可能に
「声を分離」 は、音声通話中のユーザーの声と周囲の雑音を分けて、クリアな音声を相手に届けるボイスアイソレーション機能になる。すでに 「iOS 15」 「macOS Monterey」 にて実装されていたが、利用できるのはFaceTimeやVoIPを利用した通話アプリのみで、キャリアの回線を利用した音声通話では利用することはできなかった。
同機能が提供されることで、キャリア回線を利用した音声通話環境でもクリアな音質で通話することが可能になる。
なお、FaceTimeで 「声を分離」 機能を利用したい場合は、FaceTime通話中にコントロールセンターを開き、「マイクモード」 をタップしてから 「声の分離」 を選択するだけでOK。
逆に、自分の声と周囲のすべての音が聞こえるようにしたい場合は、「ワイドスペクトル」 モードに切り替えることで利用できる。対応デバイスは、iPhone SE (第2世代)以降、iPhone XS/XR以降。
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(画像:MacRumors)