iOS 14、「探す」 アプリに新機能 通知条件となるトリガーに新オプション、ARモードなど

iOS 14では、Appleの純正アプリ 「探す(Find My)」 (紛失したAppleデバイスの位置を調べたり、友達や家族がどこにいるかを共有できる機能) に新機能が追加されることが明らかになった。9to5Macが23日、独自入手した 「iOS 14」 のソースコードから 「探す」 アプリの新機能を発見。詳細を伝えている。

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iOS 14で 「探す」 アプリに2つの新機能が追加

9to5Macは、「iOS 14」 のコードから 「探す」 アプリの2つの新機能を発見している。見つかった新機能は 「通知機能の新しいトリガー」 と 「ARモード」 の2つで、これらの新機能の詳細は以下のとおりだ。

通知機能の新しいトリガー

「探す」 アプリには、特定のユーザーが設定された時間に特定の場所に到着したことを通知する機能が実装されている。この通知機能を使うことで、例えば子どもが学校に遅刻せずに到着したかをチェックすることが可能だ。

ただしこれまでの通知機能では、誰かが “到着した” ことをトリガーに通知が送られていたが、新しい通知機能では “到着しない” ことをトリガーに通知を発信できるようになる。先ほどの例で言えば、子どもが指定した時間までに学校に到着しなかったときにだけ通知が送られるようになるため、必要な時だけ通知を受けられるようになり、日常の通知数を減らすことが可能になるはずだ。

さらに、通知のトリガーとして “ユーザーが設定した時間より前に特定の場所から離れた” ことも通知できるようになるという。このトリガーを使えば、例えば子どもが通常の下校時刻よりも前に学校から離れたときに通知を受けることができるはずだ。

ARモード

iOS 14の 「探す(Find My)」 は、ARヘッドセットでも利用できるとのこと。Appleが開発者向けに提供しているAR(拡張現実)フレームワーク 「ARKit」 に今後のアップデートでヘッドセットモードが追加される予定であるという。

同機能が何のために実装されるかは不明ながら、これまでの情報からAppleは紛失防止タグ 「AirTag」 を開発中で、「探す」 アプリを使って同製品がついたアイテムを探せるようになると報じられている。その際、iPhoneのカメラやARヘッドセットを使ってアイテムの場所を肉眼で確認できるようになるとされているため、今回見つかった 「探す(Find My)」 のAR機能はこれらに関係するのではないだろうか。

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