今秋にリリース予定の次期iPadOSこと 「iPadOS 14」 で、iPadとApple Pencilの組み合わせがさらに便利になりそうだ。
現地時間3月9日、海外のApple系メディアMacRumorsは、現在開発中の 「iOS 14」 のコードを独自入手。同OSを分析した結果、将来的にiPadは、Apple Pencilを使って手書きで文字入力できるようになる可能性があることが分かったと伝えた。
Apple Pencilによる手書きでの文字入力ができるように
MacRumorsによれば、「iOS 14」 のコード内に新しい 「PencilKit」 機能が含まれているとのこと。この機能を利用することで、ユーザーはiPad上の任意のテキストフィールド(入力欄)にApple Pencilで文字を書き込むと、自動的にテキストに変換されるようになっているとのこと。
もしこれが事実であれば、例えばメッセージアプリでメッセージを作成するとき、Apple Pencilだけで文字入力が完了でき、キーボードを使って文字入力する必要がなくなるということ。
この新しいPencilKitは、メッセージアプリだけでなくメモやリマインダー、カレンダー、メールアプリとも互換性があるという。これらのアプリのテキストフィールドをApple Pencilでタップすると、フローティング式のテキストフィールドが表示され、そこにApple Pencilで書き込むことができるとのことだ。
iPadのメモアプリにはApple Pencilを使って文字をメモできる機能があるが、それで書いた文字はあくまで画像として保存するため、Apple Pencilでテキスト入力することは現時点ではできない。もちろん、いまも他のサードパーティアプリを利用すればできないことではないが、Appleの純正アプリではそれは不可能だ。
この機能は現在”開発中”の 「iOS 14」 で発見されたものであるため、早くて2020年秋に一般リリース予定の 「iPadOS 14」 で利用できるようになる可能性が高い。ただし、開発状況によってはAppleは同機能の実装を遅らせることができるため、実際のリリースは2020年秋以降になる可能性もあるため注意が必要だ。
ちなみに、AppleはApple Pencilを使って図形の描画機能も開発しているとのことだ。
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