iPhoneにはこれまで 「iPhoneの使いすぎを防止する機能」 や 「適切な睡眠を取れるようにする機能」 など、さまざまな “管理機能” が導入されてきたが、今度は 「ユーザーのお財布事情にも精通する」 ようになるのかもしれない。
現地時間2月1日、Appleは開発者向けに 「iOS 14.5 Beta 1」 を配信。同ベータ版のソースコードから、Appleが今後実装しようとしている機能を発見したと、米Apple系メディア9to5Macが報告している。
ウォレットアプリに支出管理機能が実装か
9to5Macによると、iOSの内部に新しいフレームワーク 「FinHealth」 が導入されているとのこと。この名前などから推察するに、iOSのウォレットアプリに支出管理機能が搭載される可能性があると9to5Macは指摘する。
具体的にはウォレットアプリに登録されたクレジットカードの情報から、何にどれくらい使ったかなどの情報を一覧できるものになる可能性があるという。Appleの機械学習を使って、いつも定額で支払っているものや不定期に購入しているものなどをそれぞれ可視化し、ユーザーの普段の支出の内訳などを自動分析することもできるという。
この機能はApple Cardを保有するユーザーだけでなく、すべてのユーザーに提供される可能性があるとのこと。
イメージとしてはクレジットカードのScreen Timeといったところだろうか。この分析機能を使うことで、ユーザーは自身のお財布状況を把握し、無駄遣いを減らしたり、支出を削減することが可能になるかもしれない。
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