パフォーマンス改善や不具合の修正に加えて、ダークモードをはじめとした多数の新機能が追加されることが噂されている次期iOSこと 「iOS 13」 。残念なことに、iPhone 5sやiPhone SEなどの過去のデバイスの一部がサポート対象外になってしまうかもしれない。
フランスメディアiPhonesoft.frが報じた情報によると、「iOS 13」 は複数のデバイスをサポート対象から外すことになるとのこと。
iOS 13はiPhone 5やiPhone SE、iPhone 6/6 Plusなどがサポート外に
サポートから外れてしまう端末は、iPhone 5sやiPhone 6/6 Plus、そしてiPhone SEの4種類のiPhone。そして、iPadからはiPad Air(初代)とiPad mini 2の2機種だ。この情報が正しいかどうかについては定かではないが、過去にも他メディアから似たような情報が出ていたことから、本当である可能性がいくらかある。
・iPhone 5s
・iPhone 6/6 Plus
・iPhone SE
・iPad Air
・iPad mini 2
ただし、個人的には同情報については疑問も感じている。というのもこれらのサポート外になる端末の中に同じプロセッサを搭載したデバイスが存在するが、そちらはなぜか 「iOS 13」 ではサポート対象外になっていないということ。
端末名 (一部抜粋) | 搭載プロセッサ | iOS 13のサポート |
---|---|---|
iPhone 5s | A7 | NO |
iPhone 6/6 Plus | A8 | NO |
iPhone SE | A9 | NO |
iPhone 6s/6s Plus | A9 | YES |
iPad Air | A7 | NO |
iPad mini 2 | A7 | NO |
iPad(第5世代) | A9 | YES |
上記の表をご覧になればお分かりいただけると思うのだが、例えば、サポート対象外になると噂のiPhone SEはA9プロセッサを搭載しているのだが、同じA9プロセッサを搭載している 「iPhone 6s/6s Plus」 や 「iPad(第5世代)」 についてはサポートの対象内になっている。OSのサポート対象外とする理由は様々なあるとは思うのだが、これはやや不可解。そういう意味では、フランスメディアが伝えた今回の情報にやや疑問を感じなくもない。
噂では次期iOSは「iOS 12」 からパフォーマンスの改善が予定されていると伝えられている。つまり、「iOS 12」 が 「iOS 11」 対応デバイスをすべてサポートしたように、「iOS 13」 が 「iOS 12」 対応デバイスの多くをサポートしても不思議ではないと思うのだが、果たして次期OSはどのデバイスまでサポートするつもりなのだろうか。
ちなみに、iPhonesoft.frの言うことが本当であれば、4インチiPhoneはすべて次期OSをサポートしないことになる。Appleがもし4インチiPhoneを次期OSから排除したいと考えているのであれば、多くのユーザーが期待している 「iPhone SE 2」 は今後登場しない可能性が高まったとも言えるだろう。
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