現在、iOSやiPadOSではソフトウェア・アップデートの 「自動アップデート」 機能が利用できる。これはアップデートファイルを自動でダウンロードし、夜間に自動的にインストールが実行されるというものだが、同機能が次期バージョンの 「iOS 13.6/iPadOS 13.6」 でより便利になりそうだ。
本日未明に開発者向けに配信が開始された 「iOS 13.6 beta 2」 「iPadOS 13.6 beta 2」 では、アップデートファイルの 「ダウンロード」 と 「インストール」 の自動化を個別に制御できるようになったことが判明した。
ソフトウェアアップデートのダウンロード・アップデートの自動化を個別設定可能に
これはとあるTwitterユーザー(@horwitz)の投稿から明らかになった。「iOS 13.6 beta 2」 では、iOSの自動アップデート機能にダウンロードとインストールの2つのトグルが用意されるようになり、これらのトグルをオンにすることでアップデートファイルのダウンロードやインストールを個別で制御できるようになる。
現行バージョンでもiOSの自動アップデート機能は用意されているが、ダウンロード・インストールまでの作業をすべて許可するようになっていた。しかし、「iOS 13.6 beta 2」 からはダウンロードのみ、もしくはインストールまで許可の2つのオプションが利用できるようになる。
I don’t remember seeing this before in iOS/iPadOS – a way to let your device automatically download and/or install updates, without necessarily saying yes or no to both. Nice quality of life improvement. Found in iPadOS 13.6 beta 2. pic.twitter.com/qdEE1vKneP
— Jeremy Horwitz (@horwitz) June 9, 2020
iOS 13.6 beta 2では同設定はデフォルトで有効化されているが、設定アプリからトグルをオフにすることで無効化することが可能だ。ちなみにiOSの自動ダウンロードが行われるのはWi-Fiに接続されているときのみ、自動アップデートが行われるのはWi-Fiに接続されており、かつ充電器に接続しているときのみとこれまでと変更はなしだ。
ただし同機能はまだベータ段階であるため、今後のアップデートで削除・変更される可能性があることにはぜひ注意していただきたい。
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[ via MacRumors ]