いよいよiPhoneやiPadでもライブ変換が利用できるように。現地時間2月26日、Appleは開発者向けにiOS・iPadOSの最新ベータ版 「iOS 13.4 beta 3」 「iPadOS 13.4 beta 3」 を配信したが、同ベータ版をインストールしたiPhone・iPadは日本語入力時にライブ変換が利用できるようになっていることがわかった。
iOS 13.4 / iPadOS 13.4ではライブ変換が利用可能に
ライブ変換とは、キーボードで入力した文字が自動的に最適な形に変換されていく機能。
こちらはMacのライブ変換機能です。 pic.twitter.com/SytOfeHL0a
— NANA☃️令和2年生まれ (@NANA_CoRRiENTE) February 26, 2020
例えば 「今日朝ごはんはオムライスでした。」 と入力するとき、これまではまずひらがなですべて入力して、そのあとで 「今日」 「朝ごはん」 というように一単語ずつカタカナや漢字に変換する必要があったが、ライブ変換では単語を入力するごとに適宜変換されていくため、「今日朝ごはんはオムライスでした。」 という”文章”でも手動で変換する必要がなく、今までよりスムーズに文字入力できる。多くのユーザーが待ち望んでいた機能だ。
ただしこの機能は、現時点ではハードウェアキーボードのみで利用できるようだ。
「iOS 13.4 beta 3」 「iPadOS 13.4 beta 3」 のリリースノートでは “QuickTypeキーボードで日本語のライブ変換機能が利用できるようになった” 旨が記載されているが、確認したところ現時点でライブ変換が利用できるのはハードウェアキーボード接続時のみで、まだQuickTypeキーボード (純正のソフトウェアキーボード) では利用することができなかった。
リリースノートの内容から推察するに近いうちに利用できるようになるものと予想されるが、それがいつになるかは現時点では不明。ちなみに、このライブ変換機能の実装は 「iOS 13.4 beta 1」 もしくは 「iOS 13.4 beta 2」 の頃から行われていて、本日配信のBeta 3で初めて実装された機能というわけではないようだ。
このライブ変換機能の正式実装はおそらく今春の 「iOS 13.4」 「iPadOS 13.4」 のリリースと同時になるとみられる。来月、Appleは新製品発表イベントを開催すると予想されているが、そのイベントと同時にリリースされるのではないだろうか。ただし、正式実装時にソフトウェアキーボードでもライブ変換機能が利用できるかどうかは前述のとおり不明だ。
ちなみに、すでにMacには 「OS X El Capitan」 からライブ変換機能が実装されている。Macで同機能を利用するには、システム環境設定の 「キーボード」 から 「入力ソース」 で、ライブ変換の項目をオンにしよう。
関連記事
・「iOS 13.4 beta 3 (17E5241d)」 が配信開始
・「iPadOS 13.4 beta 3 (17E5241d)」 が配信開始