現地時間30日、Appleは開発者向けに「iOS 12 beta 5」を公開した。デベロッパー登録しているユーザーはインストールすることが可能だ。
「iOS 12 beta 5」の変更点は現時点では不明。前回や前々回のベータ版ではいくつかの変更点や新機能の追加が行われていたことから、今回のベータ版でもいくつかの変更がある可能性がある。それらは判明次第お伝えする予定だ。
「iOS 12 beta 5」のビルドナンバーは「16A5339e」。開発者の方々は時間があるときにアップデートを。
また、今回のbeta 5では複数のバグが確認されているという。すでにAppleがリリースノートで詳細を伝えているので、アップデートする前に内容を確認しておこう。
アップデート: Appleのリリースノートによると、iOS 12 beta 5にはいくつかの新しいバグがあります。
– デバイスを再起動すると、ペアになっているBluetoothアクセサリが正しく機能しないか、名前の代わりにデバイスのアドレスを使用して表示されることがあります。
– Apple Pay Cashを使用してお金を送信または要求すると、エラーが発生する可能性があります。
– CarPlayを使用すると、Siriは名前でアプリを開くことができません。 アプリを開くことを含むショートカットは機能せず、確認を必要とするショートカットは機能しない可能性があります。
– 一部のショートカット要求が機能しない可能性があります。
– 複数のライドシェアアプリがインストールされている場合、Siriは尋ねられたときにETAや場所を提供する代わりにアプリを開くことがあります。 Appleは修正案として再度尋ねるよう提案している。
– 組み込みのインテントを持つSiri Suggestionsショートカットを使用すると、カスタムUIが表示されないことがあります。
アプリをインストールしようとしたときのApp Storeのエラーメッセージや、ロック画面やホーム画面でのiPhone Xの不正確な携帯電話信号バー、起動時にWalletがクラッシュするバグ、画面間の時間使用量とデータ設定。 ショートカットもCarPlayでほとんど機能し、iCloudバックアップからリストアされます。
ちなみに、前回のベータ版「iOS 12 beta 4」では、以下のような変更点があった。
- セットアップ時にiOSの自動アップデートを有効化するか尋ねられるように
- メッセージアプリに新アクティビティステッカーが実装
- 壁紙に写真を使用した場合に再設定が可能に(以前はバグで利用できなかった)
- モバイルデータ使用量の多いアプリを表示する機能で、アルファベット順ではなくデータ使用量の多い順に表示されるように
- アクティビティアプリのワークアウトアイコンが微修正
- iPad上でiPhone向けアプリを起動した時に。拡大ボタンが「1倍/2倍」から「矢印」に変更
- Walletでパス上のアイコンを微調整(i→…)
- ミー文字で使える唇の種類やイヤリングのカラーが増加
「iOS 12」はOSのパフォーマンスが全体的に向上しているほか、AR機能を使って物のサイズを測ることができる「メジャー」アプリやSiriのショートカット機能、通知のグループ化、新しいアニ文字「Memoji」など新機能が多数追加される予定。iOS 12の詳細については、以下のまとめ記事を確認していただければと思う。
ちなみに、「iOS 12」がインストールできる端末は以下の通り。「iOS 11」をインストールできる端末であれば、全端末が利用することが可能だ。正式リリースは2018年秋に予定されている。
iPhone | iPad | iPod touch |
---|---|---|
iPhone X |
12.9インチ iPad Pro(第1世代) |
iPod touch(第6世代) |
・iPad Pro (11インチ/13インチ)
・iPad Air (11インチ/13インチ)
・iPad mini
・iPad (10.2インチ)
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