現地時間3日、Appleは開発者向けに「iOS 12」の最新ベータ版「iOS 12 beta 3」を公開した。
同バージョンでは、「マップ」アプリで米サンフランシスコのベイエリアに新デザインが変更されるなど複数の変更点があることが判明しているが、さらに「写真」アプリで写真共有用のiCloudリンクが作成できるようになっていることが分かった。
写真アプリで写真共有用のiCloudリンクを作成可能に
MacRumorsによると、これを報告したのはRedditユーザーのHunkir氏。同氏が公開したスクリーンショットを確認すると、「写真」アプリの共有オプション内に新たに「Copy Link」という項目が表示されていることが分かる。
この項目をタップすると、1枚もしくは複数枚の写真のiCloud.comのURLリンクが作成されるという。有効期限は30日間。
このリンクを共有者からメールなどで送信してもらうことで、写真を持っている本人以外のユーザーは専用のWebページから画像を閲覧したりダウンロードすることができるようになる。
もしメッセージアプリでこのリンクを送信した場合は、画像のプレビューも表示される用になっているとのこと。また、リンクには写真の撮影者の名前、写真タイトル、場所情報を除いたEXIFデータ(カメラの設定や撮影日時などのメタデータ)も含まれているようだ。
写真アプリで共有リンクが作成できるようになったことで、サードパーティーのサービスを経由することなく、すぐに写真を誰かに共有することができるように。ベータ版の機能は必ずしも正式版に実装されるとは限らないが、もし実装されたら便利になりそうだ。
また、写真アプリはmacOSにも搭載されているため、このオプションが次期macOSの「macOS Mojave」にも搭載される可能性が高いとMacRumorsは指摘している。