次期iOSの「iOS 12」は、例年通りであれば今年6月頃に開催される「WWDC 2018」で発表される可能性が高い。
「iOS 12」に関する噂は各所から挙がっているものの、具体的にどのような変更が行われるかは明らかになっていないが、そんなまだ見ぬ「iOS 12」に関して、有志が製作したコンセプト動画が公開されているので、次期iOSに期待している方はぜひ一度ご覧になっていただきたい。
詳細は以下から。
「iOS 12」のミュージックアプリに注目したコンセプト
今回コンセプト動画を作成したのは、これまでも次期iOSのコンセプト動画を製作しYouTubeに動画を公開してきたLior Azulay氏。
彼は、今回「iOS 12」の「ミュージック」アプリだけに注目したコンセプト動画を作成している。既存の「ミュージック」アプリに手を加え、さらに新機能がいくつか搭載されることで、使いやすくなると想像しているようだ。
まずは、UIの変更から。現在の「ミュージック」アプリは「白」を全面的に使用したデザインになっているが、アルバムアートの背景のみ同系色のカラーを使用することで、視認性を高めるという。
さらにアルバムアートをスライドすることによって曲送りができるほか、3D Touchを使用した音量調節もできるようになると予想している。
さらに、「iPhone」を横にすることによって「ランドスケープモード」を利用することも可能に。「ミュージック」アプリでのランドスケープモードは、「iOS 7」で利用することができたのだが、「Apple Music」がリリースされた「iOS 8」あたりから利用することができなくなっていた。それが「iOS 12」では復活するとの予想だ。
そのほか、Lior Azulay氏はダークモードが「iOS 12」で登場すると予想しており、同モードにした際の「ミュージック」アプリの様子についてもコンセプトを製作している。
とは言っても、デザインは大きく変わるわけではなく、黒をベースとし、文字の色などを白に変更した程度の変更になるとの予想だ。
今回のLior Azulay氏の公開したコンセプト動画は、抜本的な機能の見直しではなく、既存アプリの改良に留まっている。
その理由はおそらく、「iOS 12」は機能の拡充よりも既存機能の動作を安定させることを目標とするマイナーアップデートになると予想されているからだ。著名アナリストも同様の見解だ。
もちろん、いくつかの新機能が用意されている可能性もあるが、もし開発期間が不十分でリリースが間に合わないと判断した場合、Appleは新機能の開発期間を確保するために、リリースを遅らせることもあり得るのだとか。
もしこれが本当だった場合、次期iOSの姿は今回のLior Azulay氏が想像する「iOS 12」のようなイメージになるのかもしれない。
[ via 9to5Mac ]