昨年、現行のWi-Fiより100倍速い速度での通信を実現できる高速通信技術「Li-Fi」がエストニアの会社「Velmenni」により実用化テストが行われた。テスト結果は毎秒10億ビット、つまり約1Gbpsの速さでデバイス間データ通信に成功した。
このテスト結果を受けてかどうかはわからないが、Appleは「Li-Fi」技術をテストしている可能性が指摘されている!
iOSのコード内に関連記述が発見される
Apple Insiderによると、Appleは次世代iPhone向けに「Li-Fi」技術の導入テストを行っているようなテスト用コードが見つかったと伝えている。
この記述は「iOS 9.1」以降のiOSで発見されており、今後発表されるiPhoneに「Li-Fi」を利用できる端末が登場する可能性がある。
ちなみに「Li-Fi」技術は従来の電波方式とは少し違い、LED電球を利用した通信技術だ。簡単に言うとLED電球の出す「光波」を利用したデータ通信技術で、LEDの光からデータを受信することができれば、現行のWi-Fi技術よりも100倍近い速度で通信することができるというもの。
直射日光の当たる場所で使えなかったり、そもそも現在販売されているLED電球では通信できないため全て置き換える必要があったりと様々な問題もある技術であり、実用化から普及にはかなりの時間を要すると言われているのだが、様々な技術を先駆けて導入しているApple製品なら将来的に導入する可能性も否定できない。
ネット速度が上がるのは個人的には嬉しいことなので、この手の開発はどんどん先駆けて行って欲しいと思っているが、皆さんは「Li-Fi」についてどう思うだろうか。
[ via Apple Insider ]