以前から、AppleはmacOSとiOSの両方で同じアプリが動作するクロスプラットフォーム環境を整えると報じられてきた。
このプロジェクトは早ければ2018年6月の「WWDC 2018」で発表されると噂されていたが、Daring FireballのJohn Gruber氏が新たに公開したレポートによると、そもそも2018年に発表される予定ではなく、2019年まで実装されることはないとのこと。
クロスプラットフォームアプリは2019年に実装か
John Gruber氏曰く、クロスプラットフォームアプリが「WWDC 2018」で発表されないのはほぼ確実で、2019年に発表予定の「macOS 10.15」「iOS 13」で実装されることになるという。
このクロスプラットフォームアプリについて、Gruber氏は「宣言型コントロールAPIのようなものである」と説明。iOSとmacOSのAPIの違いを解決したり、クロスプラットフォームのUIフレームワークを作成するとのことだが、現時点では詳細についてはほとんど不明だ。
「WWDC 2018」で発表予定の「macOS 10.14」「iOS 12」は、これまでの情報では新機能の実装はほとんどなく、マイナーアップデートになる予定であるとされており、その中でも唯一注目の新機能がクロスプラットフォームアプリであると言われていた。
しかし、その注目の新機能の発表が来年になってしまったことで、「macOS 10.14」「iOS 12」は、より地味なアップデートになる可能性が高くなってしまったと言えるだろう。
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[ via 9to5Mac ]