Appleは毎年のように「iOS」のアップデートを行っていて、新しい「iOS」がリリースされると多くの新機能が搭載される。初めてiOSがリリースされてから今年で10年になるわけだが、iOSのどのバージョンでどの新機能が導入されたかしっかり把握している人はいるだろうか。
iOSは「iOS 9」のようにナンバリングされていて、主要な新機能が搭載されたのはどのiOSだったのか非常に覚えづらい。僕らでも把握しづらいのに、開発者の人は厳密にOSのリリースを把握できているのだろうか。
これらを解消するためにかは分からないが、Appleは開発者側で「iOS」のバージョンごとに「コードネーム」を設定しており、それぞれのOSに愛称を付けていることが明らかになった。
iOSのコードネームはスキーリゾートの名前
iMoreはAppleは「OS X」のように「iOS」にもコードネームを割り振っていると伝えている。あくまで社内用のコードネームで、外部に紹介する際は通常のナンバリングのものになるようだが、初代「iOS」からすでにコードネームはつけられていたようだ。
歴代iOSのコードネームは以下の通り。
・1.0: Alpine (1.0.0 – 1.0.2: Heavenly)
・1.1: Little Bear (1.1.1: Snowbird, 1.1.2: Oktoberfest)
・2.0: Big Bear
・2.1: Sugarbowl
・2.2: Timberline
・3.0: Kirkwood
・3.1: Northstar
・3.2: Wildcat (iPadのみリリース)
・4.0: Apex
・4.1: Baker
・4.2: Jasper (4.2.5 – 4.2.10: Phoenix)
・4.3: Durango
・5.0: Telluride
・5.1: Hoodoo
・6.0: Sundance
・6.1: Brighton
・7.0: Innsbruck
・7.1: Sochi
・8.0: Okemo
・8.1: OkemoTaos
・8.2: OkemoZurs
・8.3: Stowe
・8.4: Copper
・9.0: Monarch
・9.1: Boulder
・9.2: Castlerock
・9.3: Eagle
これらの名前を見て、何の名前か分かる人は少ないとは思うが、これらは主にアメリカの西海岸の有名スキーリゾートの名前であるとのことだ。中にはロシアのソチのように西海岸のスキーリゾートとは別の名前もつけられているようだ。
現在一般配布されている「iOS 9.2」は「Castlerock」、3月頃に配布されると言われている「iOS 9.3」は「Eagle」になっている。
以前に「OS X」にもそれぞれコードネームがつけられていることを伝えたが、「iOS」にも名前をつけられていることを考えると、Appleは様々なOSに名前をつけている可能性があると思っている。例えば「tvOS」や「watchOS」など何らかの名前が付けられていてもおかしくはない。
ちなみに次期「OS X」は、コードネームが「Fuji」で正式版が「Eagle Peak」になると見られている。
[ via iMore / Cult of Mac ]