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Metaが提供するSNS 「Instagram」 に、新たに 「Edits」 と呼ばれる動画編集アプリが登場する。リリースは2月を予定しており、iOS版についてはApp Storeで予約可能、Android版に関しては近日中に予約受付を開始する。
TikTokのCapCutとは異なるユーザー層をターゲットにした動画制作アプリ
Instagramの責任者であるAdam Mosseri氏がThreadsに投稿した内容によると、Editsは単なる動画編集アプリではなく、クリエイティブなツールをひとつに統合したものであるとのこと。
具体的には、インスピレーションのための専用タブがあり、高品質なカメラ機能、多彩な編集ツール、友達や他のクリエイターと下書きを共有する機能のほか、Instagramに動画を投稿したときにそのパフォーマンスをチェックできるインサイト機能も備えているという。
Mosseri氏は、同アプリの配信開始までの間、一部の動画クリエイターからのフィードバックを得ながらアプリの改善を図るとしている。
ちなみに、EditsアプリはTikTokの運営元であるByteDanceが提供する 「CapCut」 アプリに似たものであり、2025年3月までリリースされないという点において急いで作ったような印象を受ける、というユーザーからの指摘コメントに対し、Mosseri氏は 「アプリの開発には数ヶ月を費やしており、CapCutとは異なるユーザー層をターゲットにしている」 と説明している。
TikTokとその関連サービスについては、米国で利用を実質的に禁止する法律が発効することを受け、一時的にサービスが停止していたが、トランプ氏が大統領令によって法律の執行を当面猶予するとの声明を発表したことでサービスが復旧していた。
(画像:Instagram/Adam Mosseri)