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『inKONBINI: One Store. Many Stories』2025年初頭に発売。1990年代のノスタルジックなコンビニゲーム

Microsoftは4月2日、XboxやWindowsゲームのセルフパブリッシングプログラム 「ID@Xbox」 に登録するアジア各地のデベロッパーが開発を進める最新インディーズタイトルの情報を発表した。

同発表のなかで、Nagai Industries (永井興業)の『inKONBINI: One Store. Many Stories』の最新情報およびゲームプレイ映像を共有した。

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コンビニ経営アドベンチャー『inKONBINI: One Store. Many Stories』2025年に発売

『inKONBINI: One Store. Many Stories』は、Nagai Industries (永井興業) という独立系デベロッパーが開発するコンビニ経営アドベンチャー。

1990年代初頭の日本の小さな町のコンビニと、そこを訪れるお客さんの生活に焦点をあて、癒されるナラティブシミュレーションを目指した、サードパーティシングルタイトルとして開発が行われている。

物語は、1993年の夏。主人公である早川真琴は勉強の合間の休みのなか、叔母のコンビニで1週間働くことになる。商品の補充や配達の手配などコンビニにおける仕事のなかで、常連客などのお客さんたちと出会い対話していく。

登場するキャラクターはさまざま。それぞれのキャラクターは固有のストーリーも持っていて、ゲームを終える頃には町のコミュニティの様子がわかるようになるという。

たとえば、いつも訪れる老人はいつもクロワッサンとソーダを買い、働きすぎ都会娘はジャンクフードばかりを買っている。これらの商品を並べれば、ほぼ間違いなく売れるだろう。

コンビニにおける作業は、たとえば商品の補充はサクサクとできるなど、なるべくスピーディにできるように工夫されており、誰でもゲームに入り込めるように作られている。

自身がシフトに入る際には、商品を間違った場所に置いていないか、商品の補充を怠っていないか、イートインコーナーに本が散らかっていないかなど確認することが求められるが、その一連のルーチン作業のなかでお店の運営状況をチェックすることができる。前のシフトに入っていたマネージャーが誰か、売り上げ目標は達成しているのかなどをチェック。集めた情報を基にあとで活用することが可能だ。

1990年代は、現代のスマートフォンでメッセージを送り合うようなものではなく、固定電話等を使用してコミュニケーションを取っていた。そのため、本作ではあらゆる目的で固定電話を使用していく。

ちなみに、『inKONBINI: One Store. Many Stories』がなぜ日本の1990年代を舞台にしたのかについては、開発スタッフがこの年代のコンビニに対してノスタルジックな郷愁を抱いたからだそうだ。

なお、本作のゲームプレイ時間はおよそ4〜5時間を想定している。これだけ聞くと短い、内容が薄いなどと感じるかもしれないが、本作はリラックスできるゲームを作ることを目的にしていること、そして何度もプレイできるリプレイバリューを念頭に設計されている。もう一度プレイして違う選択肢を選んでみたり、自分の行動によって登場人物たちのストーリーがどのように変化するのかを楽しんでみて欲しいとしている。

『inKONBINI: One Store. Many Stories』は、1990年のノスタルジックな時代を思い出すとともに、コンビニ店員という立場から日常生活への感謝や素晴らしさ、生きているすべての瞬間を実感する大切さについて考えさせられるゲームになっているようだ。

対応プラットフォームは、PC/Mac、Xbox Series X|S、PlayStation 5、Nintendo Switch。リリース時期は2025年初頭を予定している。

(画像提供:Microsoft)