3月12日に開発者向けに配信された 「iOS 12.2 beta 5」 で、iMessageにおけるボイスメッセージ (オーディオメッセージ) の音質が向上していたことがわかった。Twitterユーザーのfrederik riedel氏(@frederikRiedel)が報告している。
同氏は、「iOS 12.2 beta 5」 ではボイスメッセージの音声ファイルの形式と圧縮方式が変更になっていると報告した。現行のiOSでボイスメッセージを収録する際、使用されるファイルは8,000HzのAMR (.amr) で保存されていたが、「iOS 12.2 beta 5」 では24,000HzのOpus (.caf) に変更されている。
この変更によって、iPhoneやiPadのiMessageで使用するボイスメッセージの音質が向上することになる。実際の比較は以下。少し篭り気味だった音声がかなりクリアになっていることがわかる。
Here’s the direct comparison: what a difference! pic.twitter.com/8n2wQGZTJl
— frederik riedel 🧗🏼♂️🇪🇺 (@frederikRiedel) 2019年3月13日
ただし、ボイスメッセージの音質が向上する代わりにデータサイズが大きくなるという問題も存在する。当然、モバイル通信下ではより多くのデータ容量を消費する可能性があるため注意が必要となる。ちなみに、iMessageのボイスメッセージ機能はデフォルト設定では送信から2分後に自動削除されるようになっているため、iPhoneやiPadのストレージ容量が圧迫されることを心配する必要はない。
[ via MacRumors ]