9日に販売が開始された 「MacBook Pro 2019, 13-inch, Two Thunderbolt 3 ports」 の分解レポートが早速公開されている。
レポートを公開したのは、分解といえば毎度お馴染みのiFixit。今回のアップデートで新たにTouch BarとTouch IDが搭載され、より上位モデルに近い仕様に生まれ変わったエントリーモデルだが、それに伴い内部はどのような変化があったのか。早速詳細を確認していこう。
以前よりバッテリー容量が微増、ヒートパイプやスピーカーが小型化
分解レポートの中でiFixitは、本体には以前の2017年モデルに搭載されていた54.5Whよりもわずかに容量が大きい58.2Whのバッテリーが搭載されていることが分かったと伝えた。
またTouch BarとTouch IDを搭載するスペースを確保するため、排気管の左側にあるヒートパイプや、スピーカーが小型化されているという。ただし、スピーカーが小型化された割には音質の劣化はそこまで見られないのが不思議だとiFixitは伝えている。
ロジックボードにはT2セキュリティチップが新たに搭載。Appleが公式サイトに記載しているとおり、これで現行のMacBook Proの全モデルで 「Hey Siri」 が利用できるようになったことになる。
キーボードに関しては、やはり搭載されているのは上位のMacBook Proに搭載された改良済みの第3世代バタフライキーボード。同キーボードは内部構造や素材の見直しにより、故障しにくくなったと伝えられているが、それでもまだキーボード修理プログラムの対象であるため、根本的な問題解決には至っていないことには注意しておこう。
最後に、修理の難易度を示す恒例のリペアスコアについてだが、今回iFixitが下した評価は10段階評価中の 「2」 。その理由としては、独自のペンタローブネジの修理が困難なこと、バッテリーアセンブリがケースに接着されてしまっていること、そしてRAMがはんだ付けされてしまっていることなどを挙げている。
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