昨日発売を迎えたばかりの「iPhone XR」が早くも分解され、その全貌が明らかになった。製品の分解に定評のあるiFixitが恒例の分解レポートを公開している。
iFixitが「iPhone XR」の分解レポートを公開
「iPhone XR」は、先に発売となった「iPhone XS/XS Max」とは違って液晶ディスプレイが搭載され、単眼レンズのカメラやアルミ仕様のボディなどが特徴の新型iPhone。今回iFixitはブルーカラーの「iPhone XR」を分解した。
内部の構造は「iPhone X」と「iPhone 8」の中間といったところで、長方形のバッテリーや、同じく長方形のロジックボードが搭載されていたという。バッテリー容量は2,942mAh。
こちらは今回初めてiPhoneに搭載されたモジュラーSIMカードリーダー。SIMリーダーを素早く交換するだけでなく、ロジックボードを交換するコストも削減しているとiFixitは伝えている。
ロジックボードには、「iPhone XS/XS Max」と同じく「A12 Bionic」チップが搭載。そのほかの部品もほぼ「iPhone XS/XS Max」と同じになっているようだ。
そして、多くのユーザーの議論の的となっている「Liquid Retina」ディスプレイは、大きさが6.1インチとiPhone XSよりも0.3インチ大きいことに加えて、バックライトを必要とするため厚くて重量もあるとのこと。並べられた写真を見ると厚みの違いがハッキリと分かる。
恒例の修理のしやすさを表すリペアスコアは10点満点中の6点。ディスプレイ交換が容易である点は良いのだが、背面のガラスが割れてしまうとシャーシ全体を交換する必要がある点がマイナスとなっているようだ。
iFixitの「iPhone XR」分解レポートの全文はこちらから確認を。iPhone XS/XS Maxの分解レポートを確認したい方はこちらの記事からどうぞ。