9月22日、iFixitは先日発売したばかりの 「Apple Watch Series 6」 の分解レポートを公開した。同レポートにより、前モデル 「Apple Watch Series 5」 からの内部設計の変更点が明らかになっている。
感圧タッチ用の部品がなくなり、バッテリー容量が増加
iFixitによると、まず大きな変更点のひとつとして 「感圧タッチ機能」 が排除されたという。感圧タッチ用の部品がなくなったことで分解手順がわずかに簡略化されたと伝えている。
「watchOS 7」 でApple Watchの感圧タッチ機能が利用できなくなってしまったことから、今年のApple Watchは感圧タッチ機能を排除するのではないかと噂されていたが、やはりそのとおりだったようだ。
また、Series 6はSeries 5よりも大きなバッテリーが搭載されるように。具体的な容量は40mmモデルが1.024Wh、44mmモデルが1.17Whで、Series 5と比較すると40mmモデルは8.5%、44mmモデルは3.5%容量が増加しているという。
バッテリー容量が増えると駆動時間が増える可能性があるが、Appleが公開している技術仕様によると、Series 6のバッテリー持ちはSeries 5と変わらず最大18時間。さらに筆者の検証ではバッテリー容量の増加によってわずかにバッテリー持ちが良くなった感覚があるものの、Series 5から劇的に変わっているわけではないため、バッテリー容量増加に伴うバッテリー駆動時間の伸びはあまり期待しないほうが良いだろう。
そのほかの変更点としては、Taptic Engineが大きくなったことと本体の厚さがわずかに薄くなったことが挙げられている。
恒例の修理のしやすさを表すリペアスコアは、10点満点中6点。Apple製品の中では比較的高いスコアではあるが、小さなネジの取り外しが難しいこと、S6チップのパッケージに直接取り付けられているケーブルのはんだ付けが難しいことが減点理由であるとのことだ。iFixitの分解レポートを詳しく読みたい方はこちらから確認していただきたい。
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